ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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息子が数の繰り上がりを理解していることに驚いた母【自閉症児育児】

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私の息子のハルは、自閉症と診断されており療育園に通っていました。言葉が出ていなかったのでコミュニケーションをとるのが難したかったです。

自閉症のお子さんって、こだわりを持っている子もいますよね。ハルの場合は数字でした。 

 

数の繰り上がりも分かっていることに驚く 

〇〇体育館の前を通った時、何か催し物をしてそうだったので行ってみました。
「ふれあい人権フェスタ」をしていたので、いろいろと見て回っていると、自閉症協会のブースで、1~10までの数字カードがあり、ハルは釘付けになってしまいました。
 
持って帰っても良いと言っていただいたので、いただいて帰りました。  家に帰ると、早速床に並べていました。 

ただ単に1~10まで並べるのかと思いきや、59⇒58⇒57と二桁の数字位を作り、数を減らしてました。
51まで来ると、0のカードはなかったので、どうするのかと見ていました。
 そうすると、49⇒48と十の位を減らすことができていることに驚きました。
このままだと、このカードばかりで遊んでしまうので、寝ている間に隠しておきました。

  

数の繰り上がりは自然に覚えたのか?

私は、ハルには数字は一切教えていませんでした。

それなのに、二桁の数字を作り、しかも順に減らしていき、さらに十の位の関係性も知っていることに驚きました。

ちなみに、療育園では文字や数字を教えてくれることはないので、どこで知ったのかがわからないのです。

 このカードを隠してしまっても、特に問題はありませんでした。

この時期よりもう少し後になりますが、電卓をテーブルの上に置いて片付け忘れていたとき、ハルは、一生懸命数字を打っていました。

990⇒991⇒992・・・・と。 

そして、999のあとは、もちろん1000と打っていました。

 おそらく、2歳離れたお兄ちゃんも、当時はこんなことはわかっていなかったかもしれません。

 だからと言って、ハルが数に関して天才なわけもなく・・・

この数字は、何に役立つの?

 と、いつも思っていました。

自閉症児は、環境変化に過敏で苦手だから、数字や文字のような変化のないものに興味を抱くことがよくあると聞きます。

でも、数字や文字を覚えることができても、意味を理解することは苦手なんですよね

この頃の私は、「数字ばかりでなく、生きる力を付けてほしいな」といつも思っていました。