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自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

療育園に入園するには、どれだけしんどさをアピールできるかが決め手!!

自閉症という診断と障害受容
療育園に入園希望を出したハルは、県の子どもセンター(正式名称はもっと長いです)で面接を受けることになりました。面接といっても、本人は発達検査を受けるだけです。そして、親から普段の様子を聞き取ります。この面接の時は、とにかくしんどいアピールをするように言われました。
 
「ボロボロの服を着ていこうかな」
「ノーメイクで行こうかな」
 
なんて言っているお母さんもいました。
「このお母さんはこの子を家で見ることができるな」と思われたら、入園に不利になるそうな。そりゃそうかもしれませんね。
定員ギリギリのところで、発達検査の結果が同じくらいの2人がいるとしましょう。
 
Aちゃんのお母さんは育児の大変さを特に語らない。
B君のお母さんは、とても疲れている様子がうかがえる。
どちらかを入園させるとなったら、B君になる可能性の方が高いと思いませんか。
 
ハルの面接の時間は夕方でした。兄も幼稚園から帰ってきていたので、一緒に連れて行きました。この夕方という時間帯、兄を連れて行ったのは、今思えば正解だったのかもしれません。まず、ハルは眠くてめちゃくちゃ機嫌が悪くて発達検査どころではない
兄は、「あっちの本持ってきていい?」と自由な感じ。
まず、第一印象で、大変そうだなとは思ってくれたでしょう。
その後、家庭で困っていることなどを聞かれました。
私は、その時、以前ここにも書いたのですが、
「2階の窓を開けると、プランターを置く台があるのですが、そこをハイハイしていたことがあります。下はコンクリートなので、落ちた時のことを考えたら恐ろしかったです」こんな感じで話したと思います。
その時、担当者は相当驚いたのか、「それは大変ですね・・・」としか言いませんでした。その他はどんなことを聞かれたかは忘れてしまいました。

 

療育手帳は取得しているか?とかは聞かれたかも。聞かれたことは忘れましたが、言ったことは覚えています。私は、この面接の前に親子教教室の先生に「どんな基準で決まるのですか?」と聞いたことがありました。「去年は、生まれ月で決まったのよ。早生まれの子がみんな待機児童になってるの」と教えてくれました。
これを聞いていたので、担当者に聞きました。
「去年は、生まれ月で決定したそうですね」
「いえ、そんなことはないです」
そりゃ担当者は否定しますよね。
でも、おかまいなしに続けました。
「今年は、生まれ月ではなく、本当に療育が必要かどうかを見て、選んでください」と言って帰ってきました。
まぁ、やるだけやったし、元々2歳児は入園が難しいと聞いていたから、
そんなに期待もしていなかったので、結果を待つことに・・・。
この結果が、わかるのが3月の上旬だから3ヶ月も待たなくてはいけないのです。
10月頃から面接は始まっているから、もっと待っている方もいるということです。
結果がわかる3月という時期も問題なのです。
ハルみたいに療育園に入園できなくても2歳児だからあと1年親子教室に通うことができる子や、療育園に入園できる子はいいのです。春から3歳児、特に4歳児になる子は、受け入れ先を探さないといけないのです。
保育所をキープして療育園を受けることができなかったと思うので、3月から加配が必要なら付けてもらえる園を探さないといけないのです。
そして、3月になり結果の電話が掛かってきました。まるで合格発表ですよ。
「会議で話し合った結果、たいよう園(仮名)に決定しました」一瞬、何が起きたのかわかりませんでした。
きっと待機児童になると思っていたところに、合格(?)のお知らせがきました。ちょっとした奇跡が起きたようです。