親子教室時代のハルは、言葉が出ていませんでした。
喃語が出てきた程度でした。
そんな感じで言葉面では、ゆっくり・・・いや言葉が出るのか?と不安でいっぱいでした。
言葉は出ていなかったのですが、その反面、ハルは手先が器用な子でした。
例えば、砂遊びの時、親子教室に通い始めた頃は、砂の感触を楽しんでいるだけでした。
しかも、すぐに飽きてしまうので、砂場には長居しませんでした。
それでも、少しだけの滞在時間で、先生が砂の型抜きをしているのをちゃんと見ていたようで、冬頃(通い始めて約10ヶ月)に、自分でも型抜きをしようと頑張っていました。
なかなか上手にはできなかったので、
またすぐに飽きてしまって、どこかに行ってしまうのですが、ちょっとした成長でした。
これのどこが器用なんだと思われるかもしれないですが、型抜きって結構難しいのですよ。
型の中で砂を固めなくてはいけないし、ゆっくりと型をひっくり返していてはいけませんよね。
しかも、親子教室の先生曰く、この手をひっくり返す手首の捻りが難しいらしく、できない子が多いそうです。
それが、上手にできていると褒めてもらいました。
何度も練習したわけではないので、おそらく天性の器用さなのでしょうね。
できないことは多いけど、決してできないことばかりではなく、得意なところもあるんだなと感じました。
そして、ハルはピースができました。
親子教室のお別れ遠足の日のバスの中で、ピースができるようになりました。
2歳9ヶ月の時でした。
ピースもなかなか難しいんですよね。
ハルよりもしっかりしていて、お話もしっかりできるお子さんの中に、
ピースができない子がいることに正直驚きました。
子どもそれぞれに得意不得意があって、お話ができるから全てにおいてハルより発達しているわけではない。
それぞれ、生きづらさを感じている。
その生きづらさを軽減させてあげるのが、私たちのできること。
大変だけど、頑張らないと。
でも、頑張りすぎてはいけない。
辛い時は、甘えだと思わず誰かに相談してくださいね。