ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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涙の初登園!泣きつかれてぐったりしているのを見るのが辛い

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息子のハルは2歳半の時に自閉症と診断されました。診断を受けた頃は市の保健センターで紹介された親子教室に通っていました。親子教室に1年通って、2歳10ヶ月からは療育園に通うことになりました。入園式の様子や入園式から初登園までのエピソードも合わせてどうぞ。

療育園に初登園! 2010年4月14日(水)

本来なら、新入園児は、入園後1週間は、通園バスには乗らずに保護者が送迎をすることになっているのですが、当時私は運転免許を持っていなかったので、通園バスに乗せてもらいました。

 通園バスに乗せるときは、地獄絵図のようでした。

大泣き、大暴れ。

そんなハルの姿を見て、「行かなくてもいいよ、帰ろうか」と言いたくなりましたが、グッと堪えて、バスに乗せました。

 家に帰っても、

まだ泣いてるのではないか?

ちゃんとごはんは食べているかな?

と考えると、何も手につきませんでした。

家の中をひたすらウロウロして、落ち着かない時間を過ごしました。夫が帰ってきて、降園時間に合わせてお迎えに。園の玄関から出てきたハルは、私がいることに驚いているようでした。帰りの車の中ではウトウトしていましたが、眠ることはなく家に到着。

家に入るなり、リビングで横になっていました。まさに、「ぐったり」という言葉がピッタリでした。声を掛けても動かない。寝てはいないけど、とにかく一点を見つめてぼんやりしている感じ。 本当にその姿を見ているのも辛かったです。

「明日はお休みする?」

 

と言ってあげたくなるくらいでした。

療育園の連絡ノート

ハルの通っていた療育園では、毎日ノートを書かなくてはいけませんでした。日記のようなものです。

起床就寝の時間、食事の内容、家からの連絡などを毎日書きます。

 もちろん、休日もです。当時は、面倒だな・・・と思っていましたが、こうやって5年前のことを振り返ることができるのは、連絡ノートのお陰です。このノートを見て、園で気持ちが崩れた時の参考にもなるようです。
「昨日、あまり眠れていないから、機嫌が悪いのかな」など、家での様子も考慮して、保育をしてくださいました。
ノートには、園の様子も書いてくださいます。
お話が出来る子は、自分でお話してくれるのですが、言葉が出ていないハルはこのノートに書いてくれる先生からのコメントが楽しみでした。
連絡ノートについてはこちら⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

初登園の療育園での様子

園庭では、保育士の押す三輪車にまたがったり、砂場で遊びました。シャボン玉を始めると、不思議そうに見ていました。風が強く、次々飛んでいくので面白かったのかな?お昼寝前、寂しくて泣きました。

  

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バスに乗るときに大泣きしていたけど、泣き止んだことに安心しました。

寂しかっただろうけど、頑張って過ごしたのでしょうね。馴れるのにどれだけ時間がかかるかは想像もつきませんでした。でも、ゆっくりと見守っていこうと思いました。