自閉症児と母子分離、それは私達が言葉の通じない外国に1人取り残されるのと同じこと
ハルの笑顔はヒマワリの花に来ていただきありがとうございます。ハルママです。
ハルには2歳年上のお兄ちゃんがいます。長男は、ハルが親子教室に通い始めるのと同時に幼稚園に通い始めました。
10年前、私を救ってくれた言葉
長男は、初めての場所が苦手で、幼稚園の入園式でも、私達の元から離れず、ずっと泣いていました。そんな彼を見て、教頭先生が
「泣くといいうことは、これから親御さんと離れることがわかっているということですよ。大丈夫です。お任せ下さい」
と言ってくださいました。 この言葉は、10年経った今でも忘れることができないくらい、私を救ってくれました。
楽しい場所だとわかれば泣かなくなる
初登園のバスに乗る時も泣きました。 しかし、次の日には泣かなくなりました。
それは、幼稚園は楽しいところだとわかったからです。
長男の場合は、先生やお友達とコミュニケーションを取ることができ、理解力もあるので、
幼稚園へ行ったら楽しい
時間が来たら帰ることができる
という見通しをつけることができるのです。しかし、次男のハルの場合は、言葉の理解力が乏しい上に、見通しが立ちにくい。
つまり、私達が言葉の通じない外国に一人取り残されたのと同じ感覚になっているのだと思うのです。
そりゃ、泣くでしょ。
私なら泣きます。 そういう弱い部分を毎日の療育によって養っていくのですよね。
長男が2日目には泣かなくなったバス通園をハルはいつになったら泣かなくなるでしょうか。 楽しみに読んでみてください。 そして、ハルの成長も楽しんでくださったら、嬉しいです。