ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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体力、精神共に支えになってくれたのは保育士さん達でした【自閉症児保育】

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ハルの笑顔はヒマワリの花に来ていただきありがとうございます。ハルママです。
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今回は、療育園に通い始めて初めての遠足のお話です。

初めての遠足の行先は大きな公園

初めての遠足は、隣の市にある大きな公園でした。その公園には、大きなアスレチックがあります。 それを知った時、嫌な予感しかしませんでした。なぜなら、ハルの体力は底なしと言っても過言でないくらいなのです。身体の使い方が上手なのか、走るのも早く、高い所にも上手に登ります。そして、ハルは目を離すとどこに行ってしまうかわからない。常に追い掛けなくてはいけないことが簡単に想像できました。
もう、帰りはクタクタだろうな・・・私が。

子どもが遊ぶのを見守ることができない

体を動かすことが大好きなハルは、アスレチックで夢中になり遊びました。  そんなハルを見失わないように後を追う。 常に全速力で走ることができるハルに付いていくのはきつかったです。本当にクタクタになりました。 療育園に通っているお子さんでも、少し離れた位置で見守っていることができるお子さんもいます。しかし、ハルみたいにどこに行くかわからない子もいます。
ハルの場合は、おそらく3秒目を離すと見失います。しばらくアスレチックで遊んでいると、遊ぶルートが決まってきました。当時2歳10ヶ月だったので、まだ難しい遊具もあり、自分なりに「ここならいける」という遊具を決めたのでしょう。
だいたい通るルートがわかれば、少し離れて見守ることもできそうですが、やはりついて回りました。なぜなら、他のお友達もいて順番を守らなくてはいけない状況であっても、ハルにはまだ順番を守ることがわからないため、お友達を押したりするとアスレチックなので危険だからです。

体力の限界に近い母を助けてくれたのは保育士さんでした

ずっと走り回っている私に気付いてくれた先生が、声を掛けてくださいました。

 ハルちゃん、めちゃめちゃ元気に遊んでるなぁ。お母ちゃん、しんどいでしょ?
私じゃ無理やから、若い先生連れてくるわ!

 と言って、若い先生がハルについてくださいました。
 私は、しばし休憩。
 遊具の下から、元気に走るハルと、その後に付いてくれている先生を見ていました。若い先生でも、かなりクタクタになっていました。ハルはケロッとしていて、疲れてなさそう。 こんなハルを追いかけるのは、本当にしんどかったです。
 ハルが通っていた療育園は、子どものことだけではなく、母親のことまで気遣いしてくれることが嬉しかったです。
ハルの通っていた療育 園では、月に数回、親子保育があります。親子保育とは、普段は子どもだけで登園するのですが、親子保育の日は保護者も一緒に登園します。親子保育の時にハルの機嫌が悪くなる時があり、ずっと抱っこしているときも

 お母さん、大丈夫ですか?

といつも声を掛けてくださいました。身体的や精神的に辛い時に、手を差し伸べてくれた先生方には、今でも感謝しています。