ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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療育園での親子保育は雨の日散歩

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ハルが通っていた療育園では月に数回親子保育がありました。親子保育の日は、親も子どもと一緒に登園し、保育に参加します。園庭遊び、リズム遊びなど、普段子どもたちが受けている保育を体験します。幼稚園や保育園では、保育参観はあるかもしれませんが、一緒に保育に参加する機会はないのではないでしょうか。
今回はハルが療育園に入園して1ヶ月経ったころの親子保育のエピソードを紹介します。

2010年5月19日(水)の親子保育は雨降り散歩

連絡ノートによると、この日は雨。親子保育でお散歩に行きました。
雨なのにお散歩?と思った方もいらっしゃるでしょう。
 ハルが通っていた療育園では、晴れた日のお散歩だけでなく、雨降り散歩もします。 もちろん小雨の時です。
 子ども達はレインコートを着て、長靴を履いて出かけます。
 雨の日にお散歩をしたことはありますか?
 お散歩するのが日課で、雨の日だろうが関係なくお散歩をしなくては許してくれないお子さんもいるかもしれませんね。
 私は雨の日にお散歩はしたことがなかったので、良い経験だなと思っていました。
 ハルは、レインコートを着るのが初めてでしたが、意外と嫌がらず着てくれました。 黄色いアンパンマンの絵が入った少し大きめの レインコート。 3歳児さんに混じって、1人だけの2歳児さん。 一番小柄なわけではなかったけど、やっぱりまだまだ小さい背中。
 それでも、歩く姿はお兄ちゃん、お姉ちゃん達には負けていませんでした。

長男が通っていた幼稚園との違い

長男の通っていた幼稚園では、雨降り散歩どころか、園外にお散歩することはありませんでした。
交通量も多い地域なので仕方ないですし、長男となら幼稚園から帰ってきてからお散歩もできましたし、公園にでも遊びに行けました。
 「タンポポが咲いてるね」「川に魚がいるね」と穏やかにお散歩ができました。
 そのため、幼稚園でのお散歩は必要性を感じていませんでした。
一方で、 ハルとのお散歩は楽しむことはできませんでした。
 手を離すことはできないし、ハルが行きたい場所に付き合っていると(私を引っ張っていきます)、延々と歩き続けるので家に帰ることはできないし、 無理に帰ろうとすると、泣き暴れるし・・・。
 正直、苦痛以外のなにものでもありませんでした。
療育園でのお散歩も、初めは手を繋いで歩くことが多かったです。 それでも、家の近所で二人だけでお散歩している時よりは気分が楽でした。
 環境的に交通量も少ないので、もし手を振りほどかれても交通事故に遭うことはないでしょうから。 
あとは、自分と同じように悩みを抱えるお母さん達と一緒だから、 ハルが暴れていようが、泣いていようが、周りの目を気にすることはないからだと思います。
障害を抱えている子たちも、たくさん自然に触れさせてあげたいですよね。