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自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

発達障がい児に近づくとうつるから近づくな!って本気で言ってるの?

いつもハルの笑顔はヒマワリの花に来ていただきありがとうございます。

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 今日も療育園と家庭を繋ぐ連絡ノートより。

 

 

 2010年5月26日(水)

 園より

 絵の具遊びをしました。

 始めてすぐに、大きなパレットの上に乗ってしまい、足の裏についた絵の具を自分で一生懸命拭こうとしていました。

 その後、ローラーや刷毛でペタペタと塗っていました。

 今日は、お昼寝の時等、保育士の方を見て、ニッコリとしたり笑顔の多い一日でした。

  

 ハルは、あまりクレヨンやサインペンで絵を描くことをしませんでした。

 でも、ローラーや刷毛だと、お絵描きを楽しそうにしていたようですね。

 ローラーや刷毛を使ってのお絵かきは、家でするのは難しいですよね。

 刷毛を持って、走り回って、ソファやカーテンにベッタリと絵の具をつけられることが目に浮かびます。

 療育園で、思い切り遊ばせてくださいました。

 

 発達障がいはうつる?

 公園では周りの目が気になりました。

 遊具で遊ぶにも順番なんて理解ができていないから、子ども達がたくさんいる公園で遊ぶことを敬遠してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 私もそうでした。

 

 小さいうちは、順番抜かしをしても「幼いから」で済むかもしれませんが、体が大きくなってくると、そういうわけにもいかず・・・。

 やはり肩身の狭い思いをしないといけないですよね。

同じ療育園で出会ったお母さんは、

「公園の滑り台で遊んでいたら、うちの子が大きな声を出したりするのを見て、知らないお母さんが子どもさんに『近寄ったらうつるから、離れなさい』って言われた」

とお話されていました。

 このお話を聞いたお母さんたちは、眉間に皺を寄せて苛立っていました。

もちろん私もそのうちの一人。

未だに、こんな偏見を持っている人がいるから、障がいを抱えた子(人)が暮らしやすい世の中にならないんですよね。

 私は結局、ハルを子供がたくさんいる公園で遊ばせるのを避けてしまいましたが、それじゃダメなんですよね。

障がいを抱えた子(人)達が暮らしやすくするためには、私たちが動かないといけないんですよね。

いろんなお母さんのお話を聞いてきましたが、あるお母さんのお話を聞いたとき、自分ができることを見直そうと思いました。

 そのあるお母さんは、お子さんがみんなの輪に入ることができないのを悩んでいました。

 でも、ある日、あることを思いついたのです。

 「自分も一緒に遊んだらいいんや!」

 そして、そのお母さんは、小学生に混じって一緒に遊び、

 お子さんについて「こういうことが苦手なんだ」というのもお友達に話すことによって、助けてくれたり、声を掛けてくれたりするようになったそうです。

 このお話を聞いたとき、「なんてすごい人なんだ」と思いました。

 「できない」「無理」だと諦めては何も良いことなんて起こりませんよね。

 私もこのお母さんのような母親になりたいです。