自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

「待って!」の呼びかけに止まることができますか

ハルの笑顔はヒマワリの花に来ていただきありがとうございます。

 ハルママです。 

  2010年9月14日(火)3歳3ヶ月

 園一周のお散歩に出発!

 〇〇くんと競うように走っていますが、

 「ハルくん待って!」

 の声にピタッと止まり、振り向いてくれます。

 お散歩でお腹がすいたのか、給食はすごい勢いで食べました。

 

  〇〇くんは、ハルの1学年上のお友達。

 ハルは、最年少にも関わらず、負けないくらいの元気で、親子保育での散歩の時も2人が先頭を走っていました。

 「待って!」

 と言って止まってくれるのも、毎回そうしてくれたらいいのですが、

 絶対に止まってくれるとは限らないので、 やっぱり外出時は手首を掴んでいなければなりませんでした。 

 

でも、こうやって「ハル!待って!」と言ったら反応してくれるということは、

 自分が「ハル」であるとわかっていることですよね。

 どうしてこんなことを書くかと言うと、親子教室に通っていた頃(1歳10ヶ月~2歳9ヶ月)は、

 「この子は、もしかしたら自分の名前が分かっていないのでは?」

 と思っていたからです。 

 しかし、この頃にはちゃんと自分の名前がわかっているようでした。

 そして、同じ日の連絡ノートの家の様子の欄にはこんなことが書いてありました。

 ハルが持っているぬいぐるみを「ちょうだい」と声を掛けると渡してくれました。

 何種類かのぬいぐるみで試しましたが、全て渡してくれました。

  

園の先生からのコメント

遊びでのやりとりが増えてきて嬉しいですね。

  

療育園に通い始めて変わったことは、やはり人との関わりが増えたこと。

 家族や先生の背中に乗りに行ったり

 お兄ちゃんについて行ったり

  このようなことは親子教室時代にはなかった光景なので、嬉しかったです。

 

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  2010年9月10日(日)

連絡ノートには

 ハルがおもちゃで遊んでいた時に、お兄ちゃんが割り込んで来ました。

 ハルは、どうするのかな?と見ていたら、お兄ちゃんの背中に乗りに行っていました。

 お兄ちゃんは、「ハル~重たいよ~」と言いながらも、嬉しそうにしていました。

 

 お兄ちゃんとハルは別々に遊ぶのが常だったのですが、

 ハルがちょっとだけお兄ちゃんに興味を示しだしたのをお兄ちゃんも感じ取っていたのでしょうね。

 今まで、お兄ちゃんもハルが遊んでいることに興味を示さなかったのに、ちょっかいを出しに行きました。

 そして、ハルが背中に乗っかって来たのを嫌がるのではなく、楽しんでいる。

 もしかしたら、これを望んでお兄ちゃんは割り込んできたのかな?

 と今になっては思います。