ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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自閉症児の息子が文字を覚えるよりも身につけて欲しかったことは?

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 私の息子の ハルは、自閉症でした。ハルが数字が好きだというお話は以前にも書いたのですが、数字だけでなく平仮名やアルファベットにも興味を持っていました。 

 

 今回は、ハルが3歳3ヶ月頃の平仮名に関するエピソードを療育園と家庭を繋ぐ連絡ノートを元に紹介します。(連絡ノートの説明は→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

ひらがなパソコンに夢中 

文字を覚えることができるおもちゃ(ひらがなパソコンって言ったらいいのかな?)があり、それに夢中になっています。 「あ」のボタンを押すと、前の画面に「あ」と出てくるのが面白いようで、ずっとやっているのが気になります。 そのおもちゃがなかったら、探し回るようになっています。

 

 他にお気に入りのおもちゃなどありませんか? 探していたら、別の物を出してみてはどうでしょう?

 

「生きる力」を身につけてほしいと願う

当時の物とは変わっていると思いますが、こんな感じのおもちゃです。 

お兄ちゃんの誕生日プレゼントにいただいた物だったのですが、ハルの方が興味津々。

 数字も好きだったので、きっと好きになるとわかっていましたが、私はハルが数字や文字に固執してしまうようになるのが嫌でした。

数字にしてもそうなのですが、ただの形としての数字だと意味がないと思うんですよね。

 「1」を書くことができたり、「いち」と読むことができたりするのが無駄だとは思いませんが、 ただ読み上げるだけの数字は必要ないと思っていました。

 1~100まで読み上げることができても、「一つちょうだい」と声を掛けて意味が通じなければ、日常生活で使うことができる数字ではないと思うんですよね。

平仮名にしても、「あ」を書くことができても、それだけでは意味が通じませんよね。

 だから、私は文字に固執して欲しくなかったのです。(これも、私が固執しているだけかもしれませんが・・・)

 文字を覚えるのは、きっと得意だから、教えなくても覚えると思っていました。

 それより、生きる力」を付けて欲しい。

 そう思っていました。

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