ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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「ママも一緒にバスにに乗ろうよ」と手を引いてアピール【自閉症児育児】

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言葉が出ていなくてコミュニケーションが取り辛い息子が何をどのくらい理解しているかは、傍にいる私でも把握できていませんでした。ハルは、2歳半頃に自閉症と診断され、2歳10ヶ月から療育園に通っていました。
療育園には通園バスで登園していました。今回は、療育園の連絡ノートを元に通園し始めて8ヶ月(3歳半頃)の通園バスに関するエピソードを紹介します。(連絡ノートの説明はこちら→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

 

 

 ママも一緒にバスに乗ろう

 朝、通園バスに乗るとき、私の手を引いいてきました。 いつもなら一人で乗るのに、どうしてかと思ったら、〇〇くんのお母さんが乗っていたからのようです

 

周りをよく見ているのは定型発達の兄より自閉症のハル

ハルが通っていた療育園は、自宅から車で30分くらいかかりました。公共交通機関でも行きにくい場所だったため、当時、車の運転免許を持っていなかった私は、園に用事がある時は通園バスに乗せてもらっていました。 

つまり、親子保育や保護者会の集まりがある時は、ハルと一緒に通園バスに乗ります。

 この日は、私は園に用事はなかったのですが、〇〇くんのお母さんは用事があったのでしょうね。 

それを見て、 

「ママも一緒に乗る日でしょ?一緒に行こうよ」

 と手を引っ張ってきたのでしょうね。

 わかっていないようで、周りのことを見て、いろいろと感じているんだな・・・ というのは、いつも感じていました。

 その場の状況を見ているのは、もしかしたら、2歳離れたお兄ちゃんよりもよく見ていると思います。

 だから、お菓子を隠した場所も、すぐにバレてしまいます.。 それにしても、親子教室に通っていた頃は、 母子分離の日でもほとんど泣かなかったのに、こうやって、私の手を引いてくれるのは、ちょっと嬉しかったです。

 「必要とされているんだな、私」なんて思ったりもしました。 

 日常の些細なことで感動したりできるようになったのも、ハルのおかげかもしれませんね。