読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

お話ができなくてもハルは僕の弟なんだ【自閉症児のきょうだい児】

ハルの笑顔はヒマワリの花に来ていただきありがとうございます。 

今回は、きょうだいの関係についてです。

 ハルのお兄ちゃんは、2歳離れています。

年々少の時は、お兄ちゃんは年中。

コミュニケーションが取りづらいハルと、上手に遊ぶことができるような年齢でもありませんでした。  

f:id:harukunmama:20160209084647j:plain

 2011年1月17日(月) 

ハル 3歳7ヶ月

 兄ちゃんが、ハルの胸に

「タッチ」

と触りに行ったら、叩かれたと思ったのか、お兄ちゃんを叩きに行っていました。


いつも何をしても、あまり反応してくれないハルが、反応してくれたのが嬉しかったようで、お兄ちゃんは何度も「タッチ」しに行き、その度にハルも叩き返していました。

(ハルは相当嫌そうでした)

どんな状況でも、叩いたはいけないとは思うのですが、ハルの珍しい行動に笑ってしまいました。

最後は、ハルの頭が、お兄ちゃんの鼻にぶつかり、お兄ちゃんが泣いてしまいました。

 お兄ちゃんは遊びのつもりでも、ハルは嫌がっていた。

 お兄ちゃんも、ハルのそういう嫌がっている様子がまだわからず・・・なかなか難しいですよね。

 こういう場合、最終的に泣くのは、お兄ちゃん。 

「ハルが健常児なら、もっと遊ぶことができたんだろうな・・・」 

なんて思っていたのですが、

 最近、お兄ちゃんに 

「ハルがお話できなくてつまらなかった?」

 と聞いてみたんです。

 そしたら・・・。

 「いや、お話ができないのがハルだから。別につまらなくなんてなかった。ハルがやっていることは面白かったし。ハルがいたからA君とB君とも遊べるし」

 と話してくれました。 

 

A君、B君とは、ハルと同じ園に通っているお友達のきょうだいのこと。

 そうか・・・お兄ちゃんにとっては、ハルが唯一の弟なんだよな・・・。

 そして、ハルがいたからこそ出会えたお友達は、今でも繋がっていて。

 お兄ちゃんの大切なお友達。 

「弟がお話できなくて、つまらない」 

なんていうのは、 私の勝手な思いなんだな・・・。

 お兄ちゃんにとって、ハルは、お話ができなくても、なかなか一緒に遊べなくても、かわいい弟なんだよね。 

お兄ちゃんは、私なんかより、もっと大人なのかもしれない・・・

 そう思いました。   

「よい子」じゃなくていいんだよ―障害児のきょうだいの育ちと支援 (フォーラム21)

「よい子」じゃなくていいんだよ―障害児のきょうだいの育ちと支援 (フォーラム21)