自閉症の息子が初めて「絵本を読んで」と訴えてきた日【発達障害児育児】
上の写真は、数年前に長男が撮ったものです。 リスザルのぬいぐるみが、図鑑を見て勉強中だそうです。
当ブログの主人公の次男のハルは自閉症でした。お兄ちゃんの小さい頃は、落ち着いて絵本を読んであげることができていました。しかし、ハルはそうはいきませんでした。
今回は、ハルが3歳8ヶ月頃のちょっとした変化について書きたいと思います。
以前、このような記事を書きました。
それから1ヶ月とちょっと。
絵本を持ってきて、私(母)の口を触り「読んで」と訴えてくるようになりました。 絵本を読んであげると、おとなしく聞いてくれたので嬉しかったです。
これまで、どれだけ読み聞かせをしてあげようとしても、拒否されてきたので、この時は嬉しかったです。
長男は,、1日に何度も絵本を持ってきて、「読んで~」と来たので、
「今、掃除してるから待って」
と我慢してくれることもありました。
でも、 ハルが「読んで~」と訴えてきたら、何をしていても手を止めて読んであげていました。このチャンスを逃すまいと読んであげました。
ちょっと、お兄ちゃんには我慢してもらって悪かったなと思いました。
片付けてあったピカチューのぬいぐるみを取って欲しいと訴えてきました。 取ってあげると、脇に抱えて嬉しそうにしていました。 お兄ちゃんが、ピカチューを取り上げると、お兄ちゃんを必死で追いかけていました。
このピカチューのぬいぐるみは、なぜかお気に入りでした。
ピカチューが好きなんだなと思い、ちょっと小さめのピカチューのぬいぐるみを買ってあげたのですが、全く興味を示さず・・・。
何か違うんでしょうね・・・。
そして、お兄ちゃんも普段、ピカチュウのぬいぐるみで遊ぶことなんてないのに、ハルが持っていると欲しくなってしまうのでしょうか・・・
自分の物っていう意識があるのか・・・
横取り・・・
「せっかくハルが機嫌よくいるのに、邪魔しないであげてよ・・・」 と思ってしまいました。
最後は、どちらかが泣くことになるんだから・・・ちょっとお兄ちゃん我慢してよ・・・。と思いましたが、ただでさえ我慢していることが多いと思うので、言いませんでした。
こうやって、兄弟のやりとりもあるからコミュニケーション能力もついていくのだろうな
喧嘩しながらお互いに成長していくんだろうな
なんて思っていました。
最後は、たいていお兄ちゃんがどこかでこけたり頭をぶつけて泣くんです。
そのお兄ちゃんの姿を見て、ピカチュウを奪い取るハル。
喋ることができなくても、弟は要領がいいですね。