ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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自閉症の息子が初めて「絵本を読んで」と訴えてきた日【発達障害児育児】

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上の写真は、数年前に長男が撮ったものです。 リスザルのぬいぐるみが、図鑑を見て勉強中だそうです。

 当ブログの主人公の次男のハルは自閉症でした。お兄ちゃんの小さい頃は、落ち着いて絵本を読んであげることができていました。しかし、ハルはそうはいきませんでした。
 今回は、ハルが3歳8ヶ月頃のちょっとした変化について書きたいと思います。
 以前、このような記事を書きました。 

それから1ヶ月とちょっと。

 

 絵本を持ってきて、私(母)の口を触り「読んで」と訴えてくるようになりました。 絵本を読んであげると、おとなしく聞いてくれたので嬉しかったです。

   

これまで、どれだけ読み聞かせをしてあげようとしても、拒否されてきたので、この時は嬉しかったです。

 長男は,、1日に何度も絵本を持ってきて、「読んで~」と来たので、

「今、掃除してるから待って」 

と我慢してくれることもありました。

でも、 ハルが「読んで~」と訴えてきたら、何をしていても手を止めて読んであげていました。このチャンスを逃すまいと読んであげました。
ちょっと、お兄ちゃんには我慢してもらって悪かったなと思いました。

  

 片付けてあったピカチューのぬいぐるみを取って欲しいと訴えてきました。 取ってあげると、脇に抱えて嬉しそうにしていました。 お兄ちゃんが、ピカチューを取り上げると、お兄ちゃんを必死で追いかけていました。

 

 このピカチューのぬいぐるみは、なぜかお気に入りでした。

 ピカチューが好きなんだなと思い、ちょっと小さめのピカチューのぬいぐるみを買ってあげたのですが、全く興味を示さず・・・。

 何か違うんでしょうね・・・。

 そして、お兄ちゃんも普段、ピカチュウのぬいぐるみで遊ぶことなんてないのに、ハルが持っていると欲しくなってしまうのでしょうか・・・

 自分の物っていう意識があるのか・・・

 横取り・・・

 「せっかくハルが機嫌よくいるのに、邪魔しないであげてよ・・・ と思ってしまいました。

 

 最後は、どちらかが泣くことになるんだから・・・ちょっとお兄ちゃん我慢してよ・・・。と思いましたが、ただでさえ我慢していることが多いと思うので、言いませんでした。

 こうやって、兄弟のやりとりもあるからコミュニケーション能力もついていくのだろうな

喧嘩しながらお互いに成長していくんだろうな

なんて思っていました。

 最後は、たいていお兄ちゃんがどこかでこけたり頭をぶつけて泣くんです。

 そのお兄ちゃんの姿を見て、ピカチュウを奪い取るハル。

 喋ることができなくても、弟は要領がいいですね。