自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

「僕ばっかり叱られて、大切にされていない!」と言われないために心掛けること【自閉症児育児】

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ハルママです。

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今回は、ハルが3歳10ヶ月、お兄ちゃんが5歳8ヶ月の頃のエピソード。

 

 2011年5月1日(日)

 兄が大切に飼育しているダンゴムシのケースをひっくり返してしまったので、兄に顔を引っかかれてしまいました。

その顔、傷のところが気になるようで、しきりに触っていました。

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 この時は、決してハルはわざと飼育ケースをひっくり返したわけではありません。(たまに、おにちゃんを困らせるためにわざとすることもあります)

 でも、お兄ちゃんもまだ5歳。

 我慢できない時もありますし、言葉より手が先にでてしまうこともあります。

 幼稚園ではこのようなトラブルはなかったのですが、やはり相手が弟だからでしょうか・・・遠慮がないのでしょうね。

 思わずハルの顔を引っ掻いてしまいました。

 確かに、飼育ケースを引っくり返されたのは腹が立つのはわかるけど、ハルはわざとやったわけではない。

 でも、どんな理由があろうとも、私は人を傷つけてはいけないと教えています。

 それは、目に見える傷であろうが、心の傷であろうが、変わりはありません。

 でも、いきなりハルを傷つけたことを叱りつけてしまうと、お兄ちゃんは「いつも自分ばかりが叱られる」と思ってしまいます。

 こういう経験を繰り返していると、「自分は大切にされていない」と思ってしまい、自己肯定感を損ねてしまうそうです。 

そうなってしまうことは避けたいので、まずは、ハルちゃんに注意します。

 「ハルちゃん、お兄ちゃんが一生懸命集めたダンゴムシだから気をつけてね

 と目を見て言い聞かせます。

 もちろん、言い聞かせたところで、理解ができないから、効果なんてないのですが・・・。 

ハルちゃんに言い聞かせた後は、お兄ちゃんの気持ちを受け止めてあげます。

 「大切にしていたダンゴムシやもんな・・・腹立つよね。でも、ハルちゃんもわざとやったのじゃないから、許してあげてくれる?

 ある程度、納得してから、「でもね、いくら腹が立つといっても、ハルちゃんを傷づけたらダメよ。ハルちゃんだけでなく、お友達も一緒やで

 と言うようにしています。

 これは、ハルがわざとやったのではない場合。

 たまに、お兄ちゃんの物をわざと投げたりすることがあったので、そのときは、ハルの目を見て真剣に叱ります。

 おそらく理解はできていないだろうけど・・・。

いくら理解できないからといって、きょうだい児に「そんなところに置いているから悪いんでしょ!」と叱ってしまうと、きょうだい児は納得できないですよね。

だから、いくら理解できなくても、目を見て叱ります。

 これによってお兄ちゃんは、「自分のことを尊重してくれている」と思えますよね。

 きょうだい児は、どうしても我慢することが多くなると思います。

 でも、声掛けの仕方一つで、障害を抱えた子ども中心の生活でも、きょうだい児の不満は減ると思います。