ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

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亡き弟のお気に入りのぬいぐるみと一緒に寝ると弟に会える

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これは、2012年に5歳のお誕生日の直前に

亡くなった私の息子のハルが気に入っていたワニのパペットです。

水族館に行った時に、なぜかこのワニのパペットを離さなかったので買いました。帰ってから、パペットに手を入れて口を開けたり閉めたりすると、めちゃくちゃ笑ってくれたのを昨日のことのように覚えています。

ハルには2歳離れた兄がいて、ハルが亡くなった時は小学校1年生でした。そんなお兄ちゃんも今は中学2年生。

今回はお兄ちゃんの言葉に触れたいと思います。

 

ハルちゃんはワニに乗って帰ってくる

お盆の時期、お墓参りに行き、ぞ先祖様をお迎えにいくという話をした時、当時小学3年生だったお兄ちゃんは、

ハルちゃんは、ワニに乗って帰ってくるんやで

と言いいました。

ワニというのは、先ほど紹介したワニのぬいぐるみ。

上から見るとこんな感じ

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横から見るとこんな感じ

手を入れて口をパクパクすることができます。

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 そのワニが、お盆になるとハルを乗っけて帰って来てくれるそうです。

そして、お盆の時期にはハルは私たちのそばにいてくれます。

うん、そんな気配がするんですよね。

高いところが好きだったので、タンスの上とかに乗っているような気がする。

ハルちゃん、そんな高いところに乗ったら危ないで!

と言ってしまいそうになります。

ハルの写真をリビングに飾っているのですが、そこにはハルが大好きだったお菓子とワニのぬいぐるみを置いていました。

このワニがハルちゃんを連れてきてくれるという発想はなかったので、お兄ちゃんの言葉を聞いて、驚いたのと同時に、涙が出そうになりました。

お兄ちゃんは、いつでもハルちゃんのことを考えてくれていて、一緒に生きているんだろうな。それが、とても嬉しかったです。 

ワニはお兄ちゃんの枕になってしまった

ハルが亡くなって7年が経った今では、お兄ちゃんの枕になっています。枕にし始めた小学生の頃、

ハルちゃんの大切なワニなんやから大切にしてあげてよ

と言うと、意外な言葉が返ってきました。

ワニを枕にしたら、いい夢を見れるねん

どんな夢?

ハルちゃんの夢

ハルちゃんが気に入っていたワニのパペットを枕にすると、ハルちゃんの夢を見ることができるそうです。

普段は、ハルちゃんの話をすることがありませんが、ちゃんと心の中に大好きな弟の姿は残っているんですね。亡くなってから7年が経とうとしているので、ハルと過ごした時間より亡くなってからの方が長くなってしまいました。

それでも、私たちの中にはいつでもハルちゃんがいる。

そしてお兄ちゃんの夢には昨夜もハルちゃんが出てきたのでしょうか。