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自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

子どもの発達における「ごっこ遊び」の必要性と種類【自閉症児育児】

自閉症の息子の5年間の軌跡に来ていただきありがとうございます。ハルママです。

このブログの説明はこちらから→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

長男の夏休みが終わったというのに、怠けグセがついてしまって、ブログの更新も滞っています。

今日は、ハルの面白いあそびについて。

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 2011年8月6日(土)4歳2ヶ月

兄が工作用に置いてあるプラスチックのトレイを左手に戦隊ものの人形を右手に持ち、戦わせて(?)いました。「ヤー!!」と言いながら、ぶつける感じです。そして、人形の方を「アーーーー!」と言いながら投げていました。人形がトレイに負けたのかな・・・。見ているのが面白かったです。

園より

戦いごっこをしていたんですね。なんだか可愛い姿ですね。

 ごっこ遊びって大切なの?

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お父さんおお母さんも子どもの頃、「お母さんごっこ」「ヒーローごっこ」といったごっこ遊びをした経験があるのではないでしょうか。何気なくやっている「ごっこ遊び」って、発達の勉強をしていると重要だと気づかされるのですが、いったいどんなことが大切なのでしょう。今回は、「ごっこ遊び」の重要性や始める時期などをまとめてみました。

 

「ごっこ遊び」は、「ものごとの真似をして遊ぶこと」ですね。子ども達の遊びの中でも想像力が最も発揮される遊びです。そして、「ごっこ遊び」を通して、想像力を伸ばしていくことができます。「ごっこ遊び」ができるようになるには、想像力の芽生えが必要となってきます。例えば、「お母さんが、自分の傍から離れても、戻ってくる」と考えることができる力なんかが想像力の元になるものです。よって、このような想像力の元を身に付いてくる1歳前後から、「ごっこ遊び」を始める準備が出来ています。

はじめは、目の前にあるものをそれ以外のものに見立てることから始めます。そこから、他者と関わりが生まれてくることによって「ごっこ遊び」に繋がっていきます。子ども達は、他者がいるなかで子どもたちはそれぞれの役になりきって、社会性、言語能力、コミュニケーション能力を高めていきます。

では、「ごっこ遊び」には具体的にどんな力をつけることができるようになるのでしょう。

1.生活上の役割意識を持つことができる

2.社会のルールを身につけることができる

3.自分を客観視できる

4.自分が思っていることを伝えることができる

5.他者の視点でものごとを考えることができる

 6.他者の考えや思いを受け止め、相手にあわせることができる

7.協調性を持って、他者と強力することができる

8.言葉のやりとりをすることにより言語力・表現力が身に付けることができる

9.状況に応じて対応を変えることによって、知的な発達を促すことができる

 「ごっこ遊び」は、想像力だけでなく人に対する意識、社会性や身体の感覚・運動能力といった精神的・身体的な発達によって変化していきます。ということは、年齢によって、「ごっこ遊び」は内容が変化していくのですね。つまり、「ごっこ遊び」の内容を見ることによって、精神的・身体的な発達の程度がわかるということですね。1歳の子がやる「ごっこ遊び」と3歳の子がやる「ごっこ遊び」は全く違いますよね。それは、発達の度合いが違うからですね。

 ごっこ遊びの年齢による変化

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年齢によって「ごっこ遊び」は変わると言いましたが、どのような種類があるのでしょうか。「ごっこ遊び」を始める1歳頃から就学前までの例を紹介します。

 1歳前後は「ごっこ遊び」の始まり

1歳前の赤ちゃんあh、親の行動をよく観察して、見たまま真似をすることによって、基本的な行動様式を身につけていきます。

 1歳半頃は「フリ」を始める

1歳半を過ぎた辺りから、何かをする「フリ」を始めます。例えば、目の前に物がなくても「〇〇をするフリ」をしたり「〇〇を食べるフリ」をしたり、想像力を働かせた遊びをするようになります。

 2歳前後は「見立て遊び」

2歳前後は、あるものを別のものに見立てる「見立て遊び」をするようになります。例えば、縄跳びを使った電車ごっこ、お人形やぬいぐるみを相手におままごとなど、1歳半頃よりさらに想像力を必要とする遊びをするようになります。親や家族以外とも関係を築いていくことができるようになるのもこの頃です。

 3歳以降は、「ごっこ遊び」全盛期

3歳から就学前までは、ごっこ遊び全盛期です。3年保育だとちょうど同じ時期にあたりますね。この頃は、何かの役割を演じて遊ぶことが楽しい時期です。役割を演じる「ごっこ遊び」の中で、子どもは社会性の基盤を築くと同時に想像力を育みます。

 小学生になったら「ごっこ遊び」はしない?

どっこ遊びは、就学前の子ども達にとっては一番の遊びです。そして、成長には欠かすことができない遊びです。しかし、小学生になると、少しずつこの「ごっこ遊び」への関心が薄れてくると言われています。なぜなら、空想や想像力よりも現実世界の度合いが大きくなってくるからです。そうなると、「ごっこ遊び」は「ありえない」などと客観的な見方をするようになったり、習い事、運動、ゲームなどといった現実の世界が中心となってきます。

 ごっこ遊びをしている時、親は?

子どもが「ごっこ遊び」をしているのは、発達の過程です。ですから、子どもたちの遊びを認めてあげて、一緒に楽しみながら、子どもたちの想像力を磨いてあげる手助けをしたいですね。

 自閉症児の「ごっこ遊び」

年齢ごとの「ごっこ遊び」を紹介しましたが、自閉症であった息子のハルはどうだったのでしょう。冒頭にも書いたように、4歳2ヶ月の段階で、戦隊ものの人形で戦いごっこをしていました。他者が入っていないので、1歳半~2歳頃の力でしょうか。健常児と比べると遅いですね。自閉症とわかる前は、育児本や他の子と比べたりして、ショックを受けていましたが、自閉症とわかってからは「比べるのが間違ってる。ハルはハル。他の子と同じではない」と思っていました。そして、いつの間にかハルの中でどれだけ成長したかを見てあげることができるようになりました。