ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

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療育園を見学するときのポイントは?【自閉症児保育】

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我が子に発達の遅れが見つかり、療育園をすすめられたら、不安ですよね。周りに通わせた経験がある方や通わせている方がいればお話を聞くことができますが、なかなかいないと思います。今回は、私が療育園を見学したときの感想を書かせていただきます。

M療育園

園庭には、砂場や滑り台がありました。子どもたちは元気に遊んでいました。保育士さんも数人いたと思います。「こんにちは」と挨拶もしてくださいました。

その後の保育士さんの会話を聞いて驚きました。

今日の晩ご飯何にしよう

うちは焼きそばにするつもり

なんと、今日の夕飯の献立の話!

見学者が来ているのにこういう会話をしているということは、普段からそうなのでしょう。

その園の園庭は高い塀で囲われていて、外に出る心配もないし、それほど広くもないですが、私語はやめていただきたい。
しばらく見学をしていると、ある男の子が三輪車で滑り台を逆走しようとしていました。それを園庭に出てこられていた園長先生が「1回だけやで」と低い位置からではありますが滑らせていました。

その光景に驚いて苦笑いしかできませんでした。
危険なことを制止しないで、1回だけとやらせるのはどうなんだろう?「1回だけ」が通用する子どもなんているのだろうか?頭に???を浮かべながら見学は続きました。

園長先生は、教室内を案内してくださいました。

教室にはカギを掛けられるから安全です

と自信たっぷり。

教室に入ると、子どもたちは座って、手遊びをしていました。しかし、床には幼児雑誌が置かれたまま。これまた驚き。本が床に放置されたままなのにも驚きましたが、当時通っていた親子教室の勉強会で「幼児雑誌より絵本を」と教えてもらっていたので本当に目が点になりました。さらに

ここにおまるがあるでしょ。ここで用をたします。

と園長先生。

もちろんトイレはあるのですが、教室内におまる。みんなに見られて用をたす。ありえない。「障がいを抱えている子が通う所ってこんなところなんだ」とショックを受けて帰ってきました。

 たいよう園(仮)

療育園に望みがなくなってしまい、このまま親子教室に通いたいと思っていた中での2カ所目の見学。ここは、親子教室と同じ系列の施設です。

まず、療育園の施設の雰囲気から違っていました。天井も高く、明るい。園庭も広く、子どもたちものびのびと遊んでいました。そして、保育士さんたちがみんな全力で子どもたちと遊んでくれていました。初めに見学した療育園とは大きく違っていました。
施設の入り口のドアにはカギはかかっています。でも、教室にはカギはかかっていません。
教室内はきちんと整頓されていて、廊下に絵本を置くコーナーが設けられていました。子ども達が裸足で走り回っても大丈夫そうでした。
トイレも保育の流れの中で連れて行ってくださり、教室内にオマルもありませんでした。
やはり、親子教室と同じ方針の施設なので、雰囲気も似ていました。

ここに通わせたい

そう思いました。

療育園の選び方

お住まいの地域によって、療育園の数が少なく、選ぶことができない場合もあると思います。もし複数の施設があるのであれば、すべて見学をすることをおススメします。
私は、後者のたいよう園(仮)を選びましたが、もちろんM療育園を選ぶ親御さんのいらっしゃいます。

私の記事を読んだら、なぜM療育園を選ぶの?と思われるかもしれませんね。先ほどは書いていませんでしたが、たいよう園(仮)にも欠点があります。

たいよう園(仮)は保護者活動がとても多いのです。保護者(母親)が中心となって企画する行事もたくさんあります。お仕事をされているお母さんは出席するのは大変ですよね。そして、立地条件が悪いんです。町の中心部から外れた場所にあるので、通わせにくいんですよね。もちろん通園バスもありますが、子どもを長時間バスに乗せることに抵抗がある方もいらっしゃると思います。

大切なのは、親御さん自身が、何を優先させたいのかをしっかり持っていたら良いと思います。