ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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発達障害がある子に危険であることを教える方法は?【自閉症児育児】

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私の息子のハルは1歳半検診で発達の遅れを指摘され、1歳10ヶ月から1年間親子教室に通っていましtた。2歳半で大学病院を受診し、自閉症と診断されました。2歳10ヶ月からは療育園に通っていました。

親子教室や療育園では、絵本を読んでもらったり、外遊びをしたり、手遊び、製作をするほかにクッキングもします。ホットケーキや白玉団子など。今回は、親子教室でホットケーキを作った時の話を紹介します。

 ホットプレートが熱いとわからない子とホットケーキを作る

ぐるぐるぐるぐる、ぐりとぐらの絵本のように、ホットケーキミックスを混ぜるハル。(ぐりとぐらは、カステラですね。)

 

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ハルは、ホットケーキを作っていること自体理解できていないので、生地を混ぜるのも手を持ってあげて混ぜないと、逃げ出してしまいます。
 ぐるぐると生地を混ぜたら、ホットプレートに流します。当然、ホットプレートは熱いです。
ホットプレートは熱くて触ると火傷をするからといって、いつまでも手の届かない場所に置いておくわけにはいかないですよね。
危ないものは危ないと理解して、触らないようにすることを教えてあげないといけないですよね。

 療育園で棘のある樹を植えている理由

ハルの通っていた療育園では、レモンの木を植えています。
卒園児からの記念樹です。

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卒園児からの記念樹は園からの希望の樹を贈るのですが、これにも理由があるのです。
レモンの木には、刺があります。あえて、刺のある木なのです。
なぜなら、木の中には、刺のある木もあるから危ないというのを子どもたちに理解させるため。
それも療育です。

 発達障がいがあるから、危ないものは全て手の届かない所に置くのではなく、危ないことを理解させて触らないようにするのも大切ですよね。

中には、おうちでホットプレートを手のひら全体で触ってしまい、それから二度と触らなくなったというお子さんもいると聞きました。
これは、痛々しい例ですが、怪我はしないで、危険なことを理解してくれたらいいですよね。
言葉の理解が乏しいハルに、どうやったら理解してもらえるかは、結局わからずじまいでした。もう少し、コミュニケーションが取ることができていたら、その方法も見出すことができたのかもしれませんね。

ホットケーキを何度もおかわりするハル

話は逸れましたが、ホットケーキが焼き上がり、
手を合わせて「いただきます!」と食べ始めたかと思ったら、
あっという間に2枚のホットケーキ(小さいです)を食べ終わりました。
そうすると、お皿を持ち、席を立つと、まだ残りのホットケーキを焼いている先生の元へ。
堂々とお皿を出し、おかわりのアピール。

ハルちゃん、もう食べたの?!

と先生も驚き顔。
先生に何枚かのホットケーキを入れてもらい、席に戻ってきました。 
そして、またあっという間に食べ終わり、再び先生の元に。 
他のお友達は、おかわりなんてしていないのに、ハルは2度目。
 
結局、小さなホットケーキを10枚平らげました。
ここから大食いハルちゃんの伝説の始まりです。