母子分離で泣くことは、心配しなくてもいいって本当?
ハルが通っていた親子教室では、月に1回学習会がありました。
発達についてや就園についてを学んだり、先輩お母さんの話を聞くことができる貴重な機会でした。
今回は、学習会の内容ではなく・・・
親子教室での母子分離の日は大泣き
学習会の日は、集中するために母子分離でした。
この母子分離の日は、みんな大荒れになります。
仕方ないですよね、大好きなお母さん(お父さん)と離れるのですから。
またお母さんと会えることがわかっている(見通しが立っている)子は、泣かないのですが、見通しが立っていない子は、永遠の別れのように大暴れしていました。
ハルの場合は、母子分離でも全く泣きませんでした。
それは、見通しが立っていたから泣かなかったわけではなく、何もわかっていなかったからなんですよね。
つまり、泣いて大暴れされないから楽なのですが、発達の面から言ったら、やっぱり泣いて欲しかったです。
「ハルちゃん、バイバ~イ」
と言っても、振り返ることなく行ってしまうハル。
隣で「ママ~!」としがみついて泣いている子を見ると羨ましかったです。
涙が出てくるのをこらえる時もありました。
私のことを母親ってわかっているのかな?と思うこともあるくらいでした。
しかし、泣いてくれる日がきました。
この年度最後の学習会の母子分離の瞬間、ハルは大泣きし始め、私にしがみつき先生に付いていこうとはしませんでした。
「おぉ!何これ!泣いてる!ハルが私と離れることがわかって泣いてる!」
ちょっと内心ニヤニヤしながら、送り出しました。
ハルにとっては、とても辛い瞬間だったと思いますが、最後の学習会で大きな成長を見ることができてよかったです。
長男の幼稚園の入園式で、逃げ出したくなった私
話は変わりますが、ハルの兄の幼稚園の入園式の時、兄は大泣きしました。
約100人いる新入園児の中で、泣いているのはうちの子だけ。
入園式の会場にも入ることができず、入口の辺りで抱っこしていました。
「みんなおとなしく座ることができているのに」
とその場でいるのも辛くなり、逃げ出したくなっていました。
そんな長男と私に姿に気づいた教頭先生が近づいてくださいました。
「泣くということは、これから親御さんと離れるということがわかっているということですよ。大丈夫です。安心して、私たちにお任せ下さい」
と言ってくださいました。
その時、私の気持ちを理解してもらえたことが嬉しくて、そしてこの先の不安を拭ってくださったことで、涙が出てきました。
この時、この幼稚園を選んで良かったと思いました。
まとめ
長男が初めての母子分離で察したことが、ハルは1年かかりました。
これが、ハルのペースなんだと、改めて感じました。
私だけが焦って先に歩いても、ハルがついて来なかったら意味がない。
ゆっくりだけど、確実に成長はする。
そう信じて、毎日を過ごしていこうと思いました。