お友達や兄に憧れて自転車に乗ろうとする【自閉症児育児】
つい最近まで 「コマ付き自転車」というのが関西圏でしか通じないと知りませんでした。「コマ付き自転車」とは、「補助輪付き自転車」のことです。ちなみに、補助輪なし自転車は「コマなし自転車」と呼びます。
今回は、子ども用の自転車について。
次男のハルが3歳頃、うちには2台子ども用の自転車がありました。1台はお兄ちゃんのもの。もう一台は、特に誰のとは決まっていませんでした。
今回もハルが通っていた療育園と家庭を繋ぐ連絡ノートに書いていた内容を元に紹介したいと思います。(連絡ノートの説明はこちら→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
お兄ちゃんの自転車はまだ大きい
お兄ちゃんの自転車に乗っていました。 一生懸命前に進もうとしているのですが、ペダルを踏むことができないので、進むことができませんでした。 その様子が、とても可愛らしかったです。 後ろを押してあげると楽しそうにしていました。
ハルが乗っているこの自転車は2歳離れたお兄ちゃんの自転車です。お兄ちゃん用に購入したのですが、お兄ちゃんが小柄なため、上手に扱えずに一回り小さい自転車を購入しました。そして、お兄ちゃんは小さい方の自転車で補助輪なしにする練習をしていたため、ハルは大きい自転車に乗ろうとしていたのです。
おそらく小さな方の自転車なら足がギリギリ届いたのだと思います。
ハルは2歳半で自閉症と診断されていました。自閉症の子どもって、人に興味がないだとか模倣ができないとか言われますよね。ハルもそういった部分もありますが、まったく人に興味がないだとか、全く模倣ができないといったわけではありませんでした。
療育園のお友達やお兄ちゃんのやっていることをよく見ている
療育園でも自転車があるから、自由遊びの時に乗ることもできるだろうな。
と考えていました。
その通りでした。ハルは療育園の園庭で自転車に乗っていました。
療育園の園庭で遊んでいる子どもたちを見ていると面白いんですよね。
三輪車に乗っている子
三輪車の後ろに乗せてもらっている子
自転車に乗っている子
プラスチックカーに乗っている子
乗り物には興味がない子
みんなそれぞれですよね。 当たり前と言ったら当たり前なんですけど。いろんな遊びができる園ってなかなかないんじゃないかなと感じています。
それだけ自由に遊べるくらい園庭が広いのですけどね。
こういった環境の中で、他の子がやっていることをたくさん見ることで遊びの幅が広がりました。 ただ遊んでいるだけに見えますが、これも療育の1つなんですよね。