自閉症の息子のこだわりに、母もこだわってしまう【自閉症児育児】
自閉症の息子が生きた5年間の軌跡にお越しいただきありがとうございます。ハルママです。 私の息子のハルは、2012年に亡くなりました。 ハルの生きた証を残しておきたいと思い、ブログを書いています。ブログ説明はこちらから→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】
今回は息子のハルが療育園に通い始めたばかりの頃のお話を紹介します。
数字に興味を持ち始めた2歳11ヶ月
2010年5月18日(火)2歳11ヶ月
聞き取りにくいですが、数字を数えているようです。 1から順に数えて5の時は、必ず「ゴッ!」と言っています。
これは、ハルが通っていた療育園の連絡ノートに書いていた文章です。 自分で書いた文章を自分で読みながら、「なんて雑な書き方なんだろう」と反省しました。
これだけでは意味が分からないので、詳しく説明します。
ハルは、数字が好きでした。 この頃(2歳11ヶ月)は、ちょうど興味を持ち始めた頃です。
他の単語はほとんど出ていなかったのですが、数字は声に出していました。
この時は、「へ~数字が好きなんだ」くらいに思っていたのですが、これから数字への関心が強くなっていきます。
ちなみに私は、数字や文字を教えていません。それならどうして、ハルは数字を言えるようになったのでしょう。おそらく、療育園がきっかけでしょう。
別に療育園でお勉強をしているわけではないですよ。
遊びの中で、「い~ち、に~、さ~ん」と数える場面があるのでしょうね。
つまり、ハルが数えているのは、数字本来の役割をなすものではなく、歌や手遊びのようなものなのです。遊びの中で身につけていたはずなのですが・・・今後、 方向性が変わってきます。
数字を見せないようにするのは私のこだわりになっていた
当時は、ハルの数字好きに関しては気にはしていませんでした。
しかし、だんだん興味が強くなっていった頃に、ある話を先輩お母さんから聞いたのです。
スーパーに行ったら、レジの上の数字を1から順に数えないと買い物を始めることができない。急いでいる時もあるので、困る
これを聞いたとき、
同じようになったら大変だな
と思いました。
だから、できるだけ数字に執着しないようにしようと家の中には、掛け時計以外は、数字が書かれている物は置きませんでした。
例えば、カレンダーや電卓などはハルが見えるところには置いていませんんでした。
でも、結局これって、私のこだわりになってしまっているんですよね。
子どものこだわりに、こだわりすぎてしまうのも注意が必要ですよね。