育児の悩みを話せる保護者会の活動って?【発達障害児育児】
ハルの笑顔はヒマワリの花に来ていただきありがとうございます。
息子のハルが通っていた療育園には、たくさんの保護者会行事がありました。
保護者会の活動が多すぎる!でも療育園にはお母さん同士の繋がりは必要
でも紹介していますので、ご覧ください。
【保護者会行事】みんなのねがいを読む会
今回は、保護者会の行事の「みんなのねがいを読む会」について。
ハルが通っていた療育園では、
入園すると各家庭が全国障害者問題研究会で発刊されている
みんなのねがい を定期購読することになっていました。
「みんなのねがいを読む会」は、この「みんなのねがい」を輪読する会です。
輪読とは数人が順番に、一つの本を読んで解釈し、お互いに意見をかわすこと。
えっ?順番に本を読んで、意見を交わす・・・?
驚かれた方もいらっしゃると思います。私は驚きました。みんなの前で本を読むなんて、学生の時の国語や英語の授業以来ですから。
みんなのねがいを読む会は、保護者会の係のうちの1つである図書委員になった保護者が中心になって企画します。 「みんなのねがい 」は、保護者の投稿ページ、専門家の方のページなどがあるので、
どの部分ならお母さんたちが共感できるか?
なんて考えながら、輪読する部分を決めます。
当日は、保護者、園長先生、発達相談の先生が保護者会で使っているプレハブに集まります。
そして、参加した保護者(ほぼ、お母さん)は、プレハブの中で円形に座り「みんなのねがい」を輪読し、 その後、輪読した感想や自分が今悩んでいること、困っていることを話します。
それに対して、同じ悩みを乗り越えてきたお母さんが対処法のアドバイスをしたり、 園長先生や発達相談の先生がアドバイスしてくれたりします。
この「みんなのねがい」の保護者の投稿ページは、現在中学生、高校生、社会人のお子さんをお持ちの保護者の方が書かれていることが多いので、
高校を卒業したら、こういう道があるんだ
うちの子と同じ状態の子が、こんなに成長するんだ
という見通しを持つこともできます。
保護者会のモットーは「ひとりぼっちのお母さんを作らない」
ハルの療育園では、こういった保護者同士の交流の機会がたくさんありました。
これは「ひとりぼっちのお母さんを作らない」という考えが根本にあります。
完全に同じ悩みを持っているお母さんはいなくても、
わかるよ
と理解を示してくれるお母さんがいるということは、 本当に大切なことです。
悩みは違っても、みんな育児に悩みを抱えている でも書いているのですが、それぞれ悩んでいることは違っていても、何かしら悩みを持っているんですよね。その悩みを自分だけで抱えるだけでなく、誰かに話すことで楽になることもあります。
他の療育園のお母さんとお話をしたこともありますが、
たいよう園(仮名)のお母さんの団結力はすごい
と言われたこともありました。
これは、保護者会の活動なんて面倒だけど、自分の子供が通っている療育園を良くしようと思ってくれている人がいるからなんです。
このような慣習は、歴代のお母さんたちが築いてくれていたものであり、私たちの宝です。
療育園ができた当時は、給食も交代で保護者が作っていたそうです。 そんな大変な時期の先輩お母さん達のことを考えると、自分たちの今の状態は恵まれている。 だから、行事が多いくらいで文句は言ってはいけないのではないか。 もし自分の子供が卒園しても、この療育園が発展できるように、 次のお母さん達に伝えていかなくてはいけない。
という気持ちをもってくれているお母さんたちがいるんです。
熱いですか?
もしかしたら、熱いかもしれませんね。
支援学校に進学されたお子さんをお持ちのお母さんが、
どこの療育園出身か聞かなくても、たいよう園のお母さんは雰囲気でわかる
と言っていました。 何かが違うんですよね。
みなさんのお子さんが通っている保育施設はどんなところでしょうか。
大勢の中で自分の意見を言ったり、悩みを打ち明けるのは難しいですが、たくさんの人の意見を聞くことによって、違った観点から育児に取り組むこともできるかもしれません。
自分だけだったり、仲が良いお友達だけの意見だけでなく、普段はお話しない先輩お母さん達の意見を聞くことは、いろんな可能性も広げてくれると思います。
保護者会の運営はとても難しいです(本当に難しい!!)が、上手くいけば、たくさんのお母さんの悩みを和らげることもできる場だと思います。
みんなのねがい 興味がある方は ↓ ↓ ↓