療育園での自閉症っ子の給食当番の様子
私の息子のハルは、1歳半の検診で「発達がゆっくり」だと指摘され親子教室に通い始め、2歳半で自閉症と診断されました。そして、2歳10ヶ月から療育園に通っていました。今回は、ハルが3歳2ヶ月頃の療育園での給食の時のエピソードを療育園と家庭を繋ぐ連絡ノートを元に紹介させていただきます。(連絡ノートの説明は→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
ハルが通っていた療育園では、給食の時にお当番がありました。 もちろんハルもお当番が回ってきます。
給食当番の様子
今日は、給食のお当番。 ワゴンを押しに行くのが嬉しくて、保育士の手をつなぎ、一緒に調理室へ。 本当ににっこりしていました。 ワゴンを押すのも誇らしげでした。
子どもは親の知らないところで成長している
ワゴンというのは、給食を載せているカートです。
お当番さんは、そのワゴンを調理室から先生と一緒に押していきます。
この日の連絡ノートを読んだ時のことは今でも覚えてます。
とにかく走り回ることが大好きで、私たちの言葉も理解しにくいハルだから、他のお友達のように給食当番なんてできるとは思っていませんでした。
でも、ハルはしっかりと自分の役目がわかっていたのです。
お当番の時は、給食のワゴンを運んで来なくてはいけないことが、きちんと理解していたことに驚きました。
何もできないと思っていたハルが、こんなこともできるようになっていたんだと感動しました。
親が知らないところで、子供は成長しているんですよね。 こういう園の様子って、なかなか見れないですよね。
園の様子を見る機会
ハルの園では、グループ懇談というものがあって、 1年に2回グループの保護者が集まって、園でどのようなことをしているのか撮影したものを見せてくれます。
1回目は、給食の試食会も兼ねていて、園の様子のビデオを観た後は、 それぞれの保護者(ほとんどお母さんですけど)の感想や今悩んでいることなどを聞きます。
このように保護者の今の悩みを打ち明ける機会というのがたくさんある園でした。
これって、本当に大切なことなんですよね。 一人で悩むことが一番しんどいと思います。 旦那さんやご両親が発達障がいについて理解を示してくれないご家庭もあるかと思います。 そんな時、ちょっと愚痴ることができる場所があればいいですよね。
子育てに疲れた時に「疲れたー」と素直に言える場所、ありますか?