「待って!」の呼びかけに止まることができるようになった3歳3ヶ月
私の息子のハルは自閉症でした。今回はハルが3歳3ヶ月頃のお話。
ハルが通っていた療育園の連絡ノートに書いていたことをもとに紹介していきます。
療育園のお散歩は勝手には歩けないよ
園一周のお散歩に出発! 〇〇くんと競うように走っていますが、 「ハルくん待って!」 の声にピタッと止まり、振り向いてくれます。 お散歩でお腹がすいたのか、給食はすごい勢いで食べました。
〇〇くんは、ハルの1学年上のお友達。
ハルは、最年少にも関わらず、負けないくらいの元気で、親子保育での散歩の時も2人が先頭を走っていました。
「待って!」
と言って止まってくれるのも、毎回そうしてくれたらいいのですが、
絶対に止まってくれるとは限らないので、 やっぱり外出時は手首を掴んでいなければなりませんでした。 子どもの命を守るのなら、手を繋ぐのではなく手首を掴む
でも、こうやって「ハル!待って!」と言ったら反応してくれるということは、 自分が「ハル」であるとわかっていることですよね。
どうしてこんなことを書くかと言うと、親子教室に通っていた頃(1歳10ヶ月~2歳9ヶ月)は、
この子は、もしかしたら自分の名前が分かっていないのでは?
と思っていたからです。
しかし、この頃にはちゃんと自分の名前がわかっているようでした。
人とか関わろうとすることが増えた
そして、同じ日の連絡ノートの家の様子の欄にはこんなことが書いてありました。
ハルが持っているぬいぐるみを「ちょうだい」と声を掛けると渡してくれました。 何種類かのぬいぐるみで試しましたが、全て渡してくれました。
遊びでのやりとりが増えてきて嬉しいですね。
療育園に通い始めて変わったことは、やはり人との関わりが増えたこと。
家族や先生の背中に乗りにいく
お兄ちゃんについて行く
このようなことは親子教室時代にはなかった光景なので、嬉しかったです。
ハルがおもちゃで遊んでいた時に、お兄ちゃんが割り込んで来ました。 ハルは、どうするのかな?と見ていたら、お兄ちゃんの背中に乗りに行っていました。 お兄ちゃんは、「ハル~重たいよ~」と言いながらも、嬉しそうにしていました。
お兄ちゃんとハルは別々に遊ぶのが常だったのですが、
ハルがちょっとだけお兄ちゃんに興味を示しだしたのをお兄ちゃんも感じ取っていたのでしょうね。
今まで、お兄ちゃんもハルが遊んでいることに興味を示さなかったのに、ちょっかいを出しに行きました。
そして、ハルが背中に乗っかって来たのを嫌がるのではなく、楽しんでいる。
もしかしたら、これを望んでお兄ちゃんは割り込んできたのかな?
と今になっては思います。