「ママも一緒にバスにに乗ろうよ」と手を引いてアピール【自閉症児育児】
言葉が出ていなくてコミュニケーションが取り辛い息子が何をどのくらい理解しているかは、傍にいる私でも把握できていませんでした。ハルは、2歳半頃に自閉症と診断され、2歳10ヶ月から療育園に通っていました。
療育園には通園バスで登園していました。今回は、療育園の連絡ノートを元に通園し始めて8ヶ月(3歳半頃)の通園バスに関するエピソードを紹介します。(連絡ノートの説明はこちら→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
ママも一緒にバスに乗ろう
朝、通園バスに乗るとき、私の手を引いいてきました。 いつもなら一人で乗るのに、どうしてかと思ったら、〇〇くんのお母さんが乗っていたからのようです。
周りをよく見ているのは定型発達の兄より自閉症のハル
ハルが通っていた療育園は、自宅から車で30分くらいかかりました。公共交通機関でも行きにくい場所だったため、当時、車の運転免許を持っていなかった私は、園に用事がある時は通園バスに乗せてもらっていました。
つまり、親子保育や保護者会の集まりがある時は、ハルと一緒に通園バスに乗ります。
この日は、私は園に用事はなかったのですが、〇〇くんのお母さんは用事があったのでしょうね。
それを見て、
「ママも一緒に乗る日でしょ?一緒に行こうよ」
と手を引っ張ってきたのでしょうね。
わかっていないようで、周りのことを見て、いろいろと感じているんだな・・・ というのは、いつも感じていました。
その場の状況を見ているのは、もしかしたら、2歳離れたお兄ちゃんよりもよく見ていると思います。
だから、お菓子を隠した場所も、すぐにバレてしまいます.。 それにしても、親子教室に通っていた頃は、 母子分離の日でもほとんど泣かなかったのに、こうやって、私の手を引いてくれるのは、ちょっと嬉しかったです。
「必要とされているんだな、私」なんて思ったりもしました。
日常の些細なことで感動したりできるようになったのも、ハルのおかげかもしれませんね。