「年齢相応にできないのが当たり前」と思うとトイレトレーニングもイライラしない【自閉症児育児】
自閉症の息子が生きた5年間の軌跡にお越しいただきありがとうございます。ハルママです。
今回は、自閉症の息子ハルが3歳7ヶ月頃のトイレトレーニングのエピソードを当時通っていた療育園の連絡ノートを元に紹介します(連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】 )
おしっこがしたい!でもどうしたらいい?
パンツで過ごしていたら、急にズボンとパンツを脱ぎ出し、近くにあったオムツを広げて、その中におしっこをしていました。何をし始めるのか?と驚きました。おしっこが出る感覚はわかっていて、今ここで出してはいけないというのもわかっていて、でも間に合わない!!そんな時にオムツを見つけ、「これを履いている時はおしっこしても濡れないから、ここにしよう!」と思ったのでしょうか・・・。しかし、足を出す所から出てしまったので、床は濡れてしましました。
「年齢相応にできなくても当たり前」がイライラしないコツ
言葉が出ていなくても、コミュニケーションがとりにくくても、何も考えていないわけではなく、
「どうしたらいいか?」
というのを考えているんですよね。
でも、咄嗟にオムツにおしっこをするという判断ができることに驚きました。
そして、思わず笑ってしましまいた。
お兄ちゃんの時は、トイレトレーニングには そんなに時間がかからなかったのですが、もし時間がかかっていて、毎日おもらしばかりだったら、イライラしていただろうな・・・と思います。
お兄ちゃんの場合、どうしても
「ある程度の年齢に達したら、できて当たり前」
という考えになってしますからです。 だから、できないとイライラする。
でも、ハルは、「年齢相応にできないのが当たり前」だから、 成功に対する喜びは大きいけど、失敗しても、「まぁ、しかたないか」くらいで収まってしまう。
こんな風に考えると、お兄ちゃんの扱いが悪すぎるな・・・ と反省したのを覚えています。 本当にハルから学んだことが多くて、 今でも感謝しています。