警察から虐待を疑われた日【自閉症児育児】
子どもが虐待されたニュースを見ると、心が痛みますよね。ご自身にお子さんをお持ちならなおさらではないでしょうか。
今回は、タイトル通り「警察から虐待を疑われた日」のエピソードを当時息子のハルが通っていた療育園の連絡ノートをもとに紹介します。(連絡ノートの紹介はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
数字が好きだから電話に興味を持っていた
電話を触っているな・・・と思っていたら、突然どこかにつながってしまいました。番号を見たら「110」だったので血の気が引きました。どうやら、100、101、102・・・という順番に押して、「110」でつながってしまったようです。
子どもがSOSを出しているのではありません
ハルは数字が好きでした。
この日は、家の電話で、100と押し、受話器を一瞬上げてリセットし、101を押して、数字がディスプレイに表示されるのを見ていたようです。
これを繰り返していました。
100、101、102、103・・・・
と上手に受話器を上げて下げることができていたのですが、110の時に、受話器を落としてしまってつながってしまったようです。
ハルがすぐに受話器を戻したので、つながったかどうかはわからなかったのですが・・・110に掛けて切ったら・・・向こうから掛かってくるんですね。
すみません!!息子がいたずらして・・・
と平謝り。
そして数日後、
目を離している隙に同じように電話を触り、110番に掛けてしまいました。
2度目だったのがわかったのか、その警察官がきっちりしている方なのか、
「お子さんはおいくつですか?」
と聞かれました。
これって、子どもが自分で110番に電話したと思われているよね? 虐待とかされて、助けを求めていると思われているよね??
そう思った私は、ハルが自閉症という障がいを抱えていること、数字が好きなことを説明しました。
「そうですか。今後は気をつけてくださいね」
と言われ、事なきをえました。
それからは、家の電話の親機は、とても大切なものが入っているかのように箱に入れていました。
後ろに穴を開けて線を出して、FAXを使うときのみ、親機は箱から出していました。
なんとも不思議な光景でした。