ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
気になるカテゴリーの画像をクリックしてくださいね

警察から虐待を疑われた日【自閉症児育児】

 f:id:harukunmama:20190505085600j:plain

 子どもが虐待されたニュースを見ると、心が痛みますよね。ご自身にお子さんをお持ちならなおさらではないでしょうか。

今回は、タイトル通り「警察から虐待を疑われた日」のエピソードを当時息子のハルが通っていた療育園の連絡ノートをもとに紹介します。(連絡ノートの紹介はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

 数字が好きだから電話に興味を持っていた

電話を触っているな・・・と思っていたら、突然どこかにつながってしまいました。番号を見たら「110」だったので血の気が引きました。どうやら、100、101、102・・・という順番に押して、「110」でつながってしまったようです。

 

子どもがSOSを出しているのではありません

ハルは数字が好きでした。

 この日は、家の電話で、100と押し、受話器を一瞬上げてリセットし、101を押して、数字がディスプレイに表示されるのを見ていたようです。

 これを繰り返していました。 

100、101、102、103・・・・ 

と上手に受話器を上げて下げることができていたのですが、110の時に、受話器を落としてしまってつながってしまったようです。  

ハルがすぐに受話器を戻したので、つながったかどうかはわからなかったのですが・・・110に掛けて切ったら・・・向こうから掛かってくるんですね。

すみません!!息子がいたずらして・・・

 と平謝り。

 そして数日後、

 目を離している隙に同じように電話を触り、110番に掛けてしまいました。

 2度目だったのがわかったのか、その警察官がきっちりしている方なのか、

「お子さんはおいくつですか?」

 と聞かれました。

 これって、子どもが自分で110番に電話したと思われているよね?  虐待とかされて、助けを求めていると思われているよね??

 そう思った私は、ハルが自閉症という障がいを抱えていること、数字が好きなことを説明しました。

 「そうですか。今後は気をつけてくださいね」

 と言われ、事なきをえました。

 それからは、家の電話の親機は、とても大切なものが入っているかのように箱に入れていました。

不二貿易 蓋付き インナーボックス ボーダー ネイビー 70025

 

後ろに穴を開けて線を出して、FAXを使うときのみ、親機は箱から出していました。 

なんとも不思議な光景でした。