ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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自分の意思が伝えることができないと、問題行動として現れる【自閉症児育児】

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自閉症の息子が生きた5年間の軌跡にお越しいただきありがとうございます。ハルママです。
みなさんのお子さんは、人のマネをしますか? 人のマネをすることって大切なんですよね。 自閉症を抱えているお子さんは、人のマネをするのが苦手だから、トイレや着替えが苦手なことが多い。と聞いたことがあります。

 なるほど。

 ハルは、人のことをよく見ているから、言葉が出ていなくてもトイレに行けたりしたのか・・・。  
今回はハルが3歳8ヶ月の頃の様子を療育園と家庭をつなぐ連絡ノートを元に紹介していきます。連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

 

お散歩中に泣き出したハル

 今日は、初めての散歩コースへ。のんびり歩いて、時々溝に降りたり、いつもと違う眺めをキョロキョロと見ていました。お散歩の帰り、突然途中の家の前で泣き出しました。泣いた理由はわからないのですが、抱っこして歩いたら泣き止みました。〇〇ちゃんと保育士が花瓶に花を生けていると、ハルくんも花瓶に水を入れてマネっこをしていました。

 

 ハルは、人のマネはするけど、言葉が出ていない分、「伝えること」が苦手でした。

でも書いたように、 ハルは日常で使える言葉はでていなかったので、自己主張をするには態度で示すしかありませんでした。
 自分の意思が伝えられない時って、大人でもイライラしますよね。 だとしたら、子どもも同じ。

お昼寝はしたくない!

 お昼寝をさせるために、私も横になったら寝るかと思い、2階からハルが使っている毛布を持ってきて掛けて、横になりました。 そうすると「これは僕のだ!」と言わんばかりに、私が掛けていた毛布を剥ぎ取り、2階へと持って行きました。 結局お昼寝はしませんでした。

 問題行動はなぜ起こるのか?

 「私がハルの毛布で寝ていると剥ぎ取っていく」

 という行動は、私とハルの間だからトラブルになりませんが、 お友達との間だとトラブルになりますよね。
 自分の意思が上手に伝えることができないと 

・他の子を叩いたり、蹴ったり

・奇声を発したり

 所謂、問題行動として現れることになりますよね。
 でも、

「かして」

「ちょうだい」

「いらない」

「ちょうだい」

 と言えるようになったら、どうでしょう。 問題行動がぐっと減るように思いませんか?
 場面に応じて、このような言葉を言えるように、何度も何度も繰り返してあげて、マネができるようになったらいいですよね。 って、簡単に書いていますが、

 言葉も出ていない子に理解できるわけがない!!

 って療育園に通い始めた頃なら、思っていたと思います。でも、続けることは大切です。言葉が出ていないお子さんも、今は、タンクに言葉を溜め込んでいるかもしれません。 それが、出てくる日を優しく見守りながら待つことができたらいいですよね。

確かに、理想はそうだけど、やっぱり焦るのが親心。

周りのお友達が言葉が出始めているのに出ない。 療育園のお友達も喋っているのに、うちの子は喋らない。

たくさんの悩みはあると思います。

他の子とを比べたって良いことなんてないのに比べてしまう。お母さんやお父さんだって人間です。完璧じゃないです。様々な葛藤と戦いながらの日々だと思いますが、

続けていたら、実を結ぶ時が来る

私はそう信じて、毎日を過ごしています。