【おすすめ絵本3冊】なかなか絵本を読み聞かせさせてくれない子にも絵本を【自閉症児育児】
自閉症の息子が生きた5年間の軌跡にお越しいただきありがとうございます。ハルママです。ブログ説明はこちらから→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】
自閉症や発達障がいを抱えたお子さんをお持ちの親御さんの中には、「読み聞かせをしてくてもできない」と悩んでいる方もいるかもしれませんね。
私もそうでした。
ハルに絵本を読んであげようとしても、座ってくれない、絵本を高速でペラペラめくる・・・と絵本を読ませてもらえませんでした。
しかし、療育園に通い始めてから、絵本の楽しさがわかってきたのか、自分で開いてみることもありますし、読み聞かせも少しずつできるようになりました。
絵本を楽しんで見るようになってきた
最近、園から借りてきた絵本を寝室まで持っていき、布団の上に寝転びながら見て寝ます。
今日は、おべんとうバス の最後のページのおべんとうのおかずを1つずつ数えていました。
数字を見て数えていることはありましたが、ものを見て数えているのは初めてでした。
帰り、真剣に絵本を選んでいます。
楽しみにしているのですね!
ハルが通っていた療育園では、毎日帰るときに絵本を1冊貸出してくれました。
私は、ハルは自分で選ばないだろうから、先生が選んでくれているのだろうと思っていました。
しかし!
ハルは自分で選んでいたのです。
100冊くらい並んでいる本棚の中から、背表紙をじっと見て、目当ての本を借りているというのを聞いた時、驚きました。
それと同時に、
ハルのことをまだまだ分かっていないな
と反省しました。 おべんとうバスはこちらでも紹介しています。
おすすめ絵本
水槽から逃げた金魚を探すのが、とても楽しい絵本です。
ハルのお兄ちゃんも大好きな本で、最初のページは簡単に見つけることができるけど、だんだん複雑なところに逃げてしまい、難しくなってきます。
それが息子には楽しかったようです。
そして、ハルもこの本が好きでした。
お兄ちゃんのように「ここ!」と指をさして見つけたりはできなかったのですが、じーっと見て、私が「ここにいた!」と指をさしてあげると、嬉しそうにしていました。
自閉症の子供たちには、「注目する」ことが大切らしく、親子教室や療育園でも読んでくれていました。
谷川俊太郎さんの絵本です。
この本を購入したのは、ハルのお兄ちゃんが小さい時なので約10年前。
当時、「何か良い本はないかな?」と本屋さんをウロウロして見つけたのが、もこもこもこでした。
帰ってから中身を見てみると、山なんだか生き物なんだかよくわからないのもが「もこもこ」とか「にょき」という擬音とともに動きます。
期待しただけに、「うーん」「失敗かな」と複雑な感情を持っていたのですが、息子に読んでみたところ、めちゃくちゃ喜びました。
それから、本が破れるくらいまで読みました。
そして、ハルは、家ではなかなか絵本を読み聞かせさせてくれませんでしたが、親子教室や療育園でも読んでもらい、声を出して笑っていたのが印象的でした。
こうやって、子どもの心を掴むことができる作品を作ることができる谷川俊太郎さんは素晴らしい作家さんなんだと思い知らされた1冊でした。