亡くなって4年が経ったけど、みんなあなたのことを忘れていないからね【自閉症だった息子へ】
数日前、自分の声で目が覚めた。
「イヤー!!!!!」
と叫んでいた。ハルが亡くなった時期になると毎年同じ夢を見る。火葬場の炉にハルが入っている棺桶が入っていく夢。ハルが亡くなって4年。あの時の光景は、忘れることはできない。
今年もハルのお友達のお母さんたちがお墓参りにきてくれた。みんな小学生になって、お母さんたちもお仕事を始めていたり、最近、出産された方もいるから、1年目の時よりは人数は減ってるが、みんなの想いは十分伝わってくる。
ハルのおにいちゃんとの会話
ハルの命日が近づいてきた先週のはじめ
「もう、4年なんやね」
「生きていたら3年生なんやね」
とボソリ。
ハルが亡くなった時、長男は小学1年生。
小学校に入学して2ヶ月が経とうとしていた頃。
どんなにショックだっただろう。
どんなに悲しかっただろう。
どんなに寂しかっただろう。
ハルは自閉症を抱えていたので、兄弟で一緒に遊ぶことは難しかった。しかし、5年もの間一緒に暮らしていた弟がいなくなってしまったのだから、彼の心には大きな傷がついてしまっただろう。
彼の傷は、どれだけ癒えたのだろう。
私の傷は、まだ癒えそうにない。
もうすぐハルの誕生日
6月に入るとすぐにハルの誕生日がやってくる。ハルが好きなイチゴが乗ったケーキを食べながら、思い出話をすることにしよう。
忘れることなどないとは思うが、ハルとの思い出が薄れてしまわないように。
笑いながら話せるかな。
いや、涙を流しながらでもいい。
どんな話であっても、たくさんの話をしてハルの9歳のお誕生日をお祝いしよう。
そして、次の日から再び、ハルが生きることができなかった分まで一生懸命生きよう。