自閉症で言葉が出ていない子には絵カードだけで言葉を覚えさせたらいいのか?【発達障害児育児】
言葉って、ただ声に出すだけでは意味がなくて、日常的に使えるかどうかが大切になってきますよね。
例えば、トマトという音を覚えても、実際の野菜のトマトと繋がっていなければ意味がありませんよね。
絵カードでトマトを覚えた場合、「赤くて丸みを帯びているものがトマト」となりますよね。
でも、熟す前の緑色のトマトもトマトなんです。
療育園では、野菜や果物も植え、水やりなどのお世話をすることによって成長の過程を見ることができるのできました。
これって大切で、種を植え、芽が出て、葉がたくさん出てきて、花が咲き、緑色の実がだんだん赤くなる。
これは、発達障害があるなし関係なく、子ども達には見せてあげたいものです。今回はハルが3歳半頃の様子を当時通っていた療育園の連絡ノートを元に紹介します。(連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
「ちょうだい」の意味を分かってるハル
お兄ちゃんのお友達からもらったチョコレートを独り占めしたかったようで、「ちょうだい」と言うと、背を向けてしまいました。 帰りにお散歩中の犬がいるのを見つけると、「わんわんわわーん」と犬のおまわりさんを歌っていました。
これは、ハルの成長した部分です。「ちょうだい」と言って背を向けるということは、「ちょうだい」の意味が分かっているということ。
1年前ではありえなかった行動なので、些細ですが立派な成長です。
ここで、「どうぞ」と1つでも渡してくれたら嬉しいところですが、独り占めしたかったようですね。
でも、「ちょうだい」=お菓子を取られる というのが理解できてきているのは嬉しかったです。
あと、犬のおまわりさんの「わんわんわわーん」の部分を歌ったのは、驚きました。
療育園では、いぬのおまわりさんはあまり歌った記憶がないので、お兄ちゃんが歌っているのを聞いていたのでしょう。
ちゃんと、実物の犬と「わんわんわわーん」が繋がっていたことに感心しました。