オムツを外して息子は熟睡、母はおねしょしないかドキドキ【自閉症児育児】
トイレトレーニングをして、日中のオムツを外すことができたら、次は寝る時のオムツ外しにチャレンジすることになると思います。
基本的には、寝ている間にオムツが濡れていなかったら夜のオムツを外すと思うのですが、結構勇気がいりませんか?
今回は、ハルが3歳11ヶ月頃の夜のオムツ外しのエピソードを療育園の連絡ノートを元に紹介します。(連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
お絵描きをしてから4歳児さんと一緒にハスキー犬の所まで散歩に行きました。お絵描きはクレパスで画用紙いっぱいに描きました。散歩は、おいかけっこをしたりと後ろを見ながら、「来るかな?」とニコニコでした。
夕食後、少しいつもよりおとなしかったので、心配でした。「牛乳飲む?」と聞いた時は元気に「ニューニュー」と飛んで来て飲みました。お風呂に入ると、すぐに眠ってしまったので、眠くておとなしかったようです。夜、寝る時、どうしてもオムツを履くのを嫌がって、布パンツを履きました。でも、おねしょすることなく、朝まで眠れました。
療育園のお散歩
ハルの療育園のお散歩では、ご近所さんの協力もあり、飼っているうこっけいやハスキー犬をお散歩中に見せてもらえたり田んぼのあぜ道を通らせてもらったりしています。田舎ならではという感じですね。子ども達は、自然いっぱいの所でたくさんのことを吸収して成長してくれます。
この頃(3歳11カ月)のハルは、ただただ前を向いて走るのではなく、おいかけっこをしたり、後ろを振り返って相手の様子を確認するようになっていました。自分だけの世界から、他人を意識するようになってきました。ハルは、「人より物の方が好きだから、コミュニケーション能力が育たない」と言われていました。でも、療育園に通うことによって、人も好きになってきました。お話はできないけど、こちらが言っていることがわかったり、自分がしたいことの意志表示をし始めたのもこの頃です。
「牛乳飲む?」
と聞いても、療育園に通い始めた頃は反応はありませんでした。でも、4歳のお誕生日直前に「ニューニュー」と声に出して、私の方に来てくれるようになりました。このことは本当に嬉しくて、お兄ちゃんと一緒に喜びました。これまで一方通行だったのに、反応を示してくれるのが嬉しくて、楽しかったです。お兄ちゃんの時では味わうことができなかった、些細な成長への喜びをハルは与えてくれました。健常児なら簡単に登ることができる発達の階段もハルは簡単じゃない。発達の遅れがある子を育てるのは、本当に大変なことだけど、ちょっとした成長を喜んであげることができる母親になりたいと思っていました。
オムツを拒否されてドキドキ
この日の夜、オムツを履くことを断固拒否されました。いくら履かせても、自分で脱ぐのです。「ハルちゃん、履いておいて」と言ったところで聞いてくれるわけもなく、こちらが諦めることに。夜、オムツをして寝て、朝起きるとオムツが濡れていることが多かったので、私は気が気ではありませんでした。本人は、スヤスヤと眠っているのですが、私は夜中に何度も目が覚めて、布団が濡れていないかを確認していたので、完全なる寝不足に陥りました。私の心配をよそに、ハルは朝まで眠ってくれ、おねしょもしませんでした。
「頼むから、オムツ履いてよ~」
と懇願していたのは、布団を濡らして欲しくないこっちの都合で、ハルにとってはどうでも良いこと。「オムツは蒸れるから嫌なんだ」という強い意志表示には勝てませんでした。