ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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幼児がお昼寝をする3つのメリットとは?【お昼寝いつまで?】

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お子さんをお持ちの皆さん、お子さんはいつまでお昼寝をしていましたか?
「2歳くらいまでは1日2回だった」

「2歳頃にはお昼寝しなかった」

「幼稚園に入園してからも、帰ってきたらお昼寝していた」

本当に様々だと思います。

 今回は、そんなお昼寝のエピソードを息子のハルが当時通っていた療育園の連絡ノートを元に紹介していきます(連絡ノートの説明はこちら→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】 

療育園でのお昼寝のお話

今日は、全グループ合同で室内でリズムをしました。少し眠そうにしていて、椅子に座って皆が動いている様子を見ていました。 

 

園でお昼寝をした日は、20時頃でも元気にしているのですが、2,3日前からお昼寝をしていても眠そうにしています。少し疲れているような感じです。昨夜、布パンツで寝て、朝起きてしばらくしてから、おしっこを漏らしてしまったのがショックだったのか、しばらく泣いていました。泣きやんでからも機嫌が悪いです。

季節の変化などもあって、気持ちが不安定になっているのかな。疲れもあるかもしれないですね。お昼寝の時間、短い方がいいですか?

 

5月31日の夜以降、寝る時は布パンツにしています。それまでは割と寝相は良かったのですが、5月31日以降は、色々な場所に移動しています。(布団の頭の方にいたり、足元の方にいたり)熟睡できていないのかもしれないな・・・という印象です。もし眠そうなら、お昼寝の時間を早めていただけますか。

わかりました。様子をみてみます。

療育園でのお昼寝は臨機応変にしてくれるからありがたい

この頃のハルは、少し不安定というか、疲れていたようです。普段なら元気いっぱいのハルが疲れているのを見るのは辛かったです。こういったハルの変化を連絡ノートに書いておくと、先生も保育中に泣き出した時の参考になるんですよね。そして、お昼寝の時間は決まっているのですが、連絡ノートに「お昼寝をした日は20時頃まで元気にしている」と書いたので、お昼寝の時間を短くして、夜に影響が出ないように対応するかどうかまで聞いてくださいました。発達障がいを抱えたお子さんの中には、睡眠障害を抱えているお子さんもいるので、臨機応変に対応してくれます。ハルの場合は、夜はすんなり寝てくれることの方が多かったので、お昼寝の時間は変えないでいてもらいました。

子ども達の様子をしっかりと見て、対応してくださっていたことは本当に助かっていました。

お昼寝が及ぼす3つの良い効果

1.体力が回復する

未就学の子ども達は、まだまだ体力はありません。午前中に遊ぶだけで、とても体力を使ってしまいます。お昼寝をすることによって、体力を回復して、午後からも元気に遊ぶことができます。

2.脳の発達にも良い

人間の脳は、睡眠時に成長します。ですから「寝る子は育つ」というのは、あながち間違っていないのです。大脳には海馬という記憶をつかさどる部分があります。この海馬、9時間以上の睡眠をとる子どもは、6時間の子どもに比べて、1割も大きいという調査結果があるのです。脳の発達のためにも、子どものうちはたくさん睡眠をとるのが良さそうです。

3.生活リズムが整う

学生時代や仕事をしていると、昼食後眠くなったという経験はありませんか?人間の体には、体内リズムがあり、14時頃に眠たくなる現象が起きるのです。この時間に軽く睡眠をとることで、体内リズムが整い、夜にぐっすり眠ることができるようになります。

最近、親の夜更かしするから、子どもも夜更かしするケースが増えているそうです。

子どもが夜更かしをすると・・・

・夜泣きやぐずることが多くなる

・朝起きれない

・ご飯が食べることができない

・元気に遊べない

こういったことが起きる原因にも繋がります。

子どもの頃から、この体内リズムを整えることは非常に大切で、お昼寝をすることによって夜もスッキリ眠ることができます。そして、子どもの頃から早寝早起きの習慣がしっかりついていると、大人になってから、少し生活リズムが崩れても簡単に戻すことも可能だそうです。

 よく眠っていた子の現在

ハルの兄は、現在13歳。お兄ちゃんが地小さい頃は、眠くなくても、お昼寝をするように促していました。寝なくてもいいから、明かりを消した静かな部屋でゴロゴロするようにしていました。そうすることによって、生活リズムは整っていました。
そして、いつまでお昼寝をしたかと言うと幼稚園の年長の頃までしっかりお昼寝をしていました。朝8時前の通園バスで14時まで幼稚園に通っていました。体も小さいので体力を使っていたのでしょう。幼稚園から帰って来ると、すぐに寝ていました。多い時で3時間くらい寝ていましたが、夜もぐっすり寝てくれるという子でした。
小学校5年生頃に親戚の家に1人で泊まりに行っても、22時過ぎには寝る準備を始めるので、

生活リズムがきっちりついてるから驚いた

と言われます。親がいないのだから、夜更かししても何にも言われないのに、

もう寝る

と寝ていたそうです。その横で、生活リズムが整っていない3歳の子がはしゃいでいたそうです。小さな頃のリズムが大きくなってもそのまま習慣となっているので、お昼寝をさせておいてよかったと感じています。

療育園でのお昼寝はいつまで?

ハルが通っていた療育園では、4歳児さんまでは毎日お昼寝の時間が設けられていました。5歳児さんになると、お昼寝の時間もなくなっていきます。小学校に入学するための準備ですね。
小学校に入学する直前までたっぷりお昼寝していると、小学校に入学してからも給食後はウトウトと授業中でも居眠りをしてしまう可能性があります。ですから、年長さん(5歳児)になったら徐々にお昼寝の時間を減らしていった方が良いと思います。