ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

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息子が疑われたペルテス病ってどんな病気?骨が溶けるって本当?

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私の息子のハルは、自閉症でした。1歳半検診で発達の遅れを指摘され、親子教室に通い始めました。2歳半で自閉症と診断され、2歳10ヶ月から療育園に通っていました。
今回は脚が痛くて引きずっているのは、風邪が原因の股関節炎??の続きのエピソードを療育園の連絡ノートを元に紹介します。
連絡ノートの説明はこちらから→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

 

2011年8月31日(水)

帰宅後、足を伸ばすと痛いのか、ずっと曲げたままでした。しばらくすると歩いていましたが、左に体重をかけることはできないようでした。

2011年9月1日(木)

足は起きたらよくなっていました。多少左足を引きずっているかな?と感じますが、気にならない程度です。熱も下がりました。

衝撃の診断名

再び、足を引きずっていたので、以前とは別の整形外科を受診しました。

「もしかしたら、ペルテス病かもしれない」

ペルテス病?と頭の上に「???」を浮かべていると先生が説明してくれました。

「5歳から8歳頃の男の子の股関節に起こる病気です。骨が溶けていくんです」

「骨が溶ける?」 

「まぁ、様子を見ましょう。1週間経っても良くならないなら、また来てください」

と言われて帰りました。

「骨が溶ける?」と言われて驚きましたが、すぐに症状がなくなり、これ以降は同じ症状はでなかったので、おそらく違ったのでしょう。

結局ペルテス病ってどんな病気?

ペルテス病って?

「ペルテス病」は、大腿骨骨頭(だいたいこつこっとう)という太ももの骨の頭が一時的に壊死を起こす病気です。

5~8歳頃の男の子に多く発症します。

壊死するとか言われると、怖くなりますが、早期発見・早期治療をしたら2~3年で回復することが多いので、治る病気と言われています。適切な治療をしなかった場合は、骨頭の変形が残ることがあるため、長期的な観察が必要。

どんな症状?

怪我をしたり、ぶつけたりしたわけではないのにこのような症状が見られます。

・太もも・股関節の痛みや動きが悪い

・股関節から膝にかけての痛み

・足を引きずって歩く

・胡座(あぐら)をかけない

症状には個人差があります。そして、急に症状が出てくるのではなく、少しずつ出てくることが多いので気付きにくいという特徴があります。

ペルテス病は、少しずつ進行して、痛みなどの症状も出たり良くなったりを繰り返すことが多くあります。

膝の痛みを訴えることもあるので、筋肉痛・成長痛・膝の疾患と間違えることがあり、股関節の病変に気づくことが遅れる場合もあります。

「太ももの辺りが痛くて歩けない」という頃には重症化している場合が多いので、子どもが症状を訴えていなくても、足を引きずって歩いたりしていたら、ペルテス病を疑う必要があります。 

長期間経過観察が必要

壊死した骨頭は、吸収されてなくなります。しかし、多くの場合、発症後2年程で骨董への血流が再開し、壊死した骨が回復していきます。

足を引きずって歩いていたら、整形外科を受診しましょう。超音波検査やレントゲン検査、MRI検査などをします。症状の経過、歩き方などでペルテス病が疑われたときは、股関節の動きもチェックします。ペルテス病では股関節の動きが悪くなります。超音波検査では関節の腫れや骨膜炎の有無を調べます。超音波検査、レントゲン検査でペルテス病が強く疑われた場合、MRI検査を行って壊死範囲を確認します。MRI検査は、レントゲン検査より、骨や筋肉の様子を詳細に確認することができます。これらの検査は、痛みを感じない検査です。そして、ペルテス病と診断されたら、専門医の治療を受けるようにしましょう。

ペルテス病は、骨の成長が終了する10代後半頃まで経過観察を続けます。順調な経過をたどれば予後は良好ですが、骨頭の変形の程度によっては将来的に変形性股関節炎を起こし痛みが出ることがあります。