ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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療育園の親子保育が楽しかったから次の日も一緒に行きたい!

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当ブログは、自閉症だった息子のハルの5年間のエピソードを紹介しています。
今回は、4歳3ヶ月頃の療育園の親子保育の時の様子を、療育園の連絡ノートを元に紹介します。(連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

親子保育では一緒に遊ぶ

今日も元気に走り回っていました。結局、すべり台を10回以上滑っていました。すべり台の階段をのぼる時、後ろをチラッと振り返りながら私が付いてきているかを確認していました。帰る時、まだすべり台の方へ行きたそうにしていましたが、私が背を向けて遠ざかるふりをしていると、「しょうがないな」という表情で、こちらへ向かって歩いて来てくれました。以前だと1人でもすべり台の方に走って行っていたと思います。

 いっぱい滑っていい顔していましたよね。付いてくるかな?とハル君なりの駆け引きをしていたのかもしれないですね。親子保育お疲れさまでした。分離の後は、少し泣いて部屋まで行き、そのあとすぐに玄関の方へ行っていましたが、自分で少しずつ切り替えてプレイルームへ戻って布団に入り寝ました。

 

親子保育の次の日

登園バスに乗る時、私の手を引いて、一緒に乗ろうと手を引いてきました。今日も一緒に行きたかったようです。

 昨日、楽しんでいたので今日も一緒に行きたかったんですね。園庭で遊んでいると、ふと思い出したのか玄関へ行って靴を履こうとしていました。

療育園の親子保育ってどんな感じ?

ハルが通っていた療育園では、月に数回親子保育がありました。親子保育には、半日保育と1日保育とがありました。半日保育はお昼までの保育で子どもと一緒に登園し、帰宅します。そして1日親子保育は、朝は一緒に登園しますが、午後からは子どもだけの保育です。
今回紹介したのは、1日親子保育のエピソードです。
朝、一緒に登園して楽しい時間を過ごしたのに、お昼になるとお母さん(お父さん)と離れないといけません。保護者との分離が苦手なお子さんにとっては、とても辛い日なんです。
ハルも、療育園に通い出した頃は、分離するときに大泣きして、保育士を困らせていたことと思いまう。しかし、通い始めて1年も経つと、少し泣くものの、自分で気持ちを切り替えることができるようにまで成長していました。
療育園が楽しい場所で、先生やお友達もいると知っているからでしょう。
それでも、まだまだよくわかっていないことも多いため、次の日も一緒に登園したいとアピールしてきました。こういう時、「今日は、一緒に行かないよ」と言って理解してくれたら良いのですけどね。
月に数回の親子保育は、子どもが普段どのような保育を受けているかを見るのに良い機会でした。ただ、親がいることで、全く同じというわけではなく、甘えてしまっていつもできることをしなかったりすることもあると思います。そんな時には、保育士さんが普段の様子を教えてくれたりします。
発達障がいの子ども達の成長は、ゆっくりだと思います。先が見えなくて焦ってしまうこともあります。でもその分、できた時の喜びは大きいのではないでしょうか。
ハルは5歳のお誕生日の直前に亡くなりました。今生きていたら、12歳です。どんな男の子になっていたのかな?そんなことをよく考えます。