ズボン、靴下、靴を履けるようになった自閉症の息子くん
当ブログでは、2012年に亡くなった私の息子のハルの5年間の軌跡を紹介しています。
ハルは、自閉症と診断されており、2歳10ヶ月から療育園に通っていました。
療育園は、縁のない方にはピンんと来ないかもしれませんね。
療育園は、簡単に言えば、発達につまづきがある子ども達が就学前に通う保育施設です。施設によって、親子で通園したり子どもだけで通園したりと様々だと思います。ハルが通っていた療育園は、毎日(月~金)子どもだけが保育を受けます。幼稚園や保育園、こども園と同じですね。
当ブログでは、ハルが生きていた5年間を療育園、家庭での様子などから紹介しています。今回は、4歳3ヶ月頃の療育園に登園する前の様子を療育園と家庭を繋ぐ連絡ノートを元に紹介します。(連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
自ら登園準備ができた日
朝、出掛ける時、ズボンを前に置くと、自分で履き、靴下も自分で履き、カバンも自ら持ち、出掛けようとしていました。初めてのことだったので驚きました。
嬉しい姿ですね。
ハルが療育園に通い始めた頃、こんなことができるようになるなんて想像できていませんでした。 療育園に通い始めた頃、親子保育の時、学年は1つ上だけど、月齢は3ヶ月ほどしか変わらないお友達が自分で着替えをしているのを見て驚きました。そして、息子のハルはというと、よくわかっていない様子で私に着替えらせられていたのをみて、凹んだのを今でも覚えています。
発達がゆっくりな子たちの中でもゆっくりなのか・・・
そんな風に思いました。
それでも入園してから1年半経つ頃には着替えもできるようになってきました。
不安なことはたくさんありましたが、療育園に通って、先生やお友達に刺激され、少しずつできることが増えていくのを見るのは嬉しかったです。