自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

乳幼児検診で発達の遅れを指摘された時、親ができることは何か?

1歳半検診で親子教室を紹介されたハル。ハルには発達障害があるのではないかと思っていたので、親子教室を紹介された時は、藁をも掴む思いで、「ハルのためになるなら、通いたい」と思っていました。地区担当の保健師さんが親子教室の先生に連絡を取ってくださり、見学の日時が決定しました。

2月の寒い日でした。ハルが1歳8ヶ月の頃。

当時は、ハルを追い掛け回すのに必死で、細かいことなどは覚えていません。ただ、地区担当の保健師さんが頼りなかったことは記憶にあります。愚痴になりますが、見学に行くのなら、事前に家族構成とかは資料を見て頭に入れておくと思いませんか?でも、その保健師さんは違いました。

「お姉ちゃんがいたかな?」

「いえ、兄です」

「お父さんは、平日お休みですか?」

「いえ・・・そうとは限らないです・・・」

何の根拠があって姉がいるだとか、平日が休みだとか言っているのか不思議で仕方なくて、ハルを抱っこしながら、イライラしたのを今でも覚えています。

 

 親子教室の見学

親子教室の見学の時の記憶というのは、本当になくて・・・。それくらい必死だったのでしょうか・・・。それじゃ記事が書けないのですが、大丈夫です!!親子教室の責任者の先生が、当時のことをしっかりと覚えてくださっていて、ハルが亡くなってからお話してくださいました。

 

 親子教室の先生の第一印象

初めての教室にも嫌がることなく入ることもできたし、そこから机の上に乗って、すごく楽しそうにしてたのを見て、この子はすごく伸びるだろうなと思ったのよ。お母さんも、ハル君のためになるのならって気持ちがすごく伝わってきて、本当にハル君のことを大切にしていることがわかったのよ。

 

そんな風に言っていただきました。年間、何百人もの子ども達に出会って来ているはずなのに、ハルが親子教室を見学した日のことを覚えてくれていたのを知り、涙が出そうになりました。見学をしたときは、とにかく必死で、藁をも掴みたい思いでいたので、すぐに通うことを決めました。

ハルの場合は、保健所で親子教室を紹介され、見学し、通うまでに、スムーズに進みましたが、これは稀なのかもしれません。親なら子どものためになることならしてあげるべきで、悩んでいたとしたら、なぜ悩むのか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これは実際に経験した人でないとわからないことでしょう。親子教室を勧められたとしても、発達の遅れ自体を受け入れることができていない場合は、通おうとは思えないのです。

親心としては

「ちょっと遅いだけ」

「もう少し様子をみたら話せるようになるかも」

と、障害受容は簡単なものではないのです。

そのためか、親子教室に通い始めた月齢も、1歳8ヶ月のハルは1番早い方でした。発達障害は、対応が早ければ早い程良いと言われています。確かに、受け入れるのは難しいですが、親子教室は健常児が通ってもプラスになる場だと思うので、もし乳幼児検診等で親子教室を勧められたら、発達障害であるかないかなどはあまり気にせずに、通ってみると良いと思います。私は、お母さんにはお子さんの発達についてだけでなく、お母さん自身のことも考えて欲しいのです。

「発達がゆっくり」「発達障害」と言われたら、一人で悩まないで欲しいのです。親子教室では、同じような悩みを持つお母さんたちがいます。先生もサポートしてくださるでしょう。絶対に一人で抱え込まないでくださいね。

 

 

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