自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

自閉症の子どもって幼稚園や保育園には通えないの?

 

自閉症だとしても、幼稚園や保育園には通うことはできます。

ハルは、言葉によるコミュニケーションが取ることができなかったので、幼稚園や保育園に通うことは難しかったのですが、しっかりお話ができるお子さんもいらっしゃいます。

そのような比較的軽度のお子さんであれば、幼稚園や保育園に通われています。この記事でも書くのですが、ハルが住んでいた自治体の療育園には待機児童がいたので、軽度のお子さんは入園できないということもありますが。

いくら経度とはいえ、やはり幼稚園や保育園に通うことによって生まれる問題というのもたくさんあり、お話を聞いていると、本当に大変そうでした。

では、幼稚園、保育園に通えないであろうハルは、就学まで家で過ごすのか?

そんなことはありません。ちゃんと、障がいを抱えた子どもたちの保育をしてくれる施設、「療育園」があるのです。

 

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療育園を見学するのに迷いはあったのか?

大学病院にて、「自閉症のグループに入っています」と診断されたハル。
主治医からは「毎日療育を受けることができるといいね」と言われたので、親子教室の先生とも相談して、療育園の見学をすることになりました。
療育園の見学をすることに関しては、迷うことはありませんでした。
2歳離れた兄が幼稚園に通い始めて、保育参観での様子を見ていると、ハルが同じ幼稚園に通わせることが難しいことは理解していました。
それに、親子教室に月約10回通うのは、体力的にも精神的にもしんどかったので、分離保育である療育園に通わせたかった気持ちは大きかったです。
さらに、親子教室だと月に10回程度しか通えませんが、療育園だと土日祝日、夏休み等を除く毎日療育を受けることができます。それはハルにとっても良いことだと思いました。
はっきりとは聞いたことはありませんが、
親子教室の先生は、もしかしたらハルにはまだ分離保育は早いと思っていたのかな?と感じていたのかもしれません。
それでも、先生に私の考えを否定されることはありませんでした。当時の住所地で、通うことができる療育園は2園しかありませんでした。どちらが良いとかいう情報もないし、決める基準もわからなかったのですが、
「もし迷ったら親子教室の先生に相談しよう」くらいの考えでいました。
 

知的障害児通園施設って名称・・・どうにかならないの?

今は、親子教室児童発達支援事業 〇〇教室療育園児童発達支援センター 〇〇園と称されていますが、当時は知的障害児通園施設 〇〇園」と称されていました見学に行って「知的障害児通園施設」という文字を見ると、目を逸らしたくなりました。

そりゃ、事実でしょうけど・・・。

でも、何の配慮もなく、そんな名称を付けた国に苛立ち。(国が付けたのかな・・・)
見学の結果、2園はそれぞれ特色がありました。
片方の園は、通っていた親子教室と方針が異なっているようでした。(詳しくは書きませんが・・・)

 

私は、親子教室に雰囲気が似ている、同じ系列のたいよう園(仮名)に通わせたいと思いました。たいよう園は、市の中心部から外れた位置にあるので、園庭も広く、自然もたくさんありました。そして、何より、子どもたちがのびのびと遊んでいました。
園長先生が、園内や園庭を丁寧に案内してくださったのですが、最後に「待機児童もいるから2歳児からの入園は難しいかもしれない」と言われました。
その時、療育園にも待機児童がいることを初めて知りました。
同じ市内2園の定員がそれぞれ約30人なので、合計約60人の子しか通うことができないのです。親子教室の先生からは、障がいが重い子や就学に近い子の園が優先されるということを聞きました。
それなら、ハルは2歳児(年々少)だから、無理だなと諦めていました。
しかし、年々少で希望を出して、待機児童となった場合、来年度は有利になるかもしれないとも聞いたので、入園希望を出すことにしました。
この入園する子どもを決めるのは園ではなく、当時の管轄であった県(現在は、市町村が管轄になっています)が決めます。
選考方法は、発達検査と保護者からの聞取り、そこから会議で入園児が決まります。
入園するのに試験があるなんて、まるでお受験ですよね。