ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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顎がパックリ!3針縫いました。

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子どもには怪我がつきものですが、縫うほどの怪我はしてほしくないですよね。
今回は、療育園の入園説明会直前(3月中旬)の怪我にまつわる出来事を紹介します。 

だから危ないっていったじゃん!ってわかってないか。

高い場所が好きなハル。低い目の棚に登っては飛び降りたりしていました。ハルは運動神経が良かったので、体の使い方も上手で飛び降りたりしても怪我をすることはありませんでした。

 その日は、私が夕食の後洗い物をしている時、キッチンの流しの上に登っていました。

「ハル、危ないから降りてよ」

と注意していましたが、ハルはわかっていません。

 洗い物をしていた手を止め、ハルを下ろそうとした瞬間、足を滑らせてしまったのです。

 「あーーー!!」

私は声を出すことしかできませんでした。運動神経が良いハルは、頭を打つことなく着地したのですが、どうやら流し台で顎を打ったようで、血を流していました。ハルはもちろん大泣き。
傷を見ると、パックリ開いていたので、病院へ。20時くらいだったので、急患を診てくれる総合病院へ。大泣きの中、レントゲンを撮り、傷は3針縫うことになりました。
 レントゲンだけで押さえつけるのに大変だというのに、3針も縫うなんてできるのかしら?と思いましたが、ここは先生にお任せしました。
もちろん麻酔はしているでしょうが、泣き叫ぶハルの声が聞こえてきて、こちらが泣きそうになってしまいました。
偶然、形成外科の先生がいたので、顎の傷はほとんど残らないように縫ってくださいました。その時に行った総合病院は家からは少し遠いので、別の病院で消毒してもらうことになりました。

3針縫ってもらったんですけど・・・?

 縫ってもらい、ガーゼを貼ってもらったものの、理解できていないハルはガーゼを取ってしまうのではないかと、寝てる時も気になって仕方ありませんでした。
 数日消毒に通い、抜糸の日。
 また暴れるのか・・・と思いながら先生に診てもらうと、

 「何針縫ってっもらった?」

 と聞かれました。

 「3針ですけど」

 「1つしか残ってないなぁ」

 「それって、自分で抜いたって事ですか?」

 「そういうことやな」

 なんと、ハルは自分で抜糸をしてしまっていたのです。それでも、きれいに治っていたのでよかったですが、自分で抜いてしまうなんて何て子なんだ。
怪我をした数日後の療育園の説明会の時にも顎に絆創膏を張っているハルを見て、

「どうしたんですか?」

 と先生にも聞かれました。
 理由を話すと、「えっ!大変だったんですね!」と驚かれました。