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自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

発達がゆっくりな子に危険なことを危険だと教えるにはどうしたらいい?

ぐるぐるぐるぐる、ぐりとぐらの絵本のように、ホットケーキミックスを混ぜるハル。(ぐりとぐらは、カステラですね。)

親子教室では、製作、手遊びなどの他にクッキングの日もあります。
ホットケーキや白玉団子などを作ったりしました。

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ハルは、ホットケーキを作っていること自体理解できていないので、生地を混ぜるのも手を持ってあげて混ぜないと、逃げ出してしまいます。
 
ぐるぐると生地を混ぜたら、ホットプレートに流します。
当然、ホットプレートは熱いです。
熱いため触ってはいけないから、手の届かないところに置くのではなく、危ないことを理解しなくてはいけない。
ハルの通っていた療育園では、レモンの木を植えています。
卒園児からの記念樹です。

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これは園からの希望の木を贈るのですが、これも理由があるのです。
レモンの木には、刺があります。
あえて、刺のある木なのです。
なぜなら、木の中には、刺のある木もあるから危ないというのを子どもたちに理解させるため。
それも療育です。

 発達障がいがあるから、危ないものは全て手の届かない所に置くのではなく、危ないことを理解させて触らないようにするのも大切ですよね。

中には、おうちでホットプレートを手のひら全体で触ってしまい、それから二度と触らなくなったというお子さんもいると聞きました。
これは、痛々しい例ですが、怪我はしないで、危険なことを理解してくれたらいいですよね。
言葉の理解が乏しいハルに、どうやったら理解してもらえるかは、結局わからずじまいでした。
もう少し、コミュニケーションが取ることができていたら、その方法も見出すことができたのかもしれませんね。
話は逸れましたが、ホットケーキが焼き上がり、
手を合わせて「いただきます!」と食べ始めたかと思ったら、
あっという間に2枚のホットケーキ(小さいです)を食べ終わりました。
そうすると、お皿を持ち、席を立つと、まだ残りのホットケーキを焼いている先生の元へ。
堂々とお皿を出し、おかわりのアピール。
「ハルちゃん、もう食べたの?!」
と先生も驚き顔。
先生に何枚かのホットケーキを入れてもらい、席に戻ってきました。
 
そして、またあっという間に食べ終わり、再び先生の元に。
 
他のお友達は、おかわりなんてしていないのに、ハルは2度目。
朝から何も食べさせていないみたいやん!
 
結局、小さなホットケーキを10枚平らげました。
ここから大食いハルちゃんの伝説の始まりです。
これまでは、ハルのエピソードは少なめでしたが、ここからはたくさん書いていきたいと思っています。