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自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

自閉症児の弟に叱っても理解できないから、お兄ちゃんを叱る??

ハルは、知的障がいを伴う自閉症でした。

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今日は、ハルと長男との関係について。

 長男とハルは、共通の遊びをしないので喧嘩もしないと書きましたが、今日の記事は少し違います。

 

  

 2010年5月23日

 おうちより

 お兄ちゃんのクーピーが好きで、眺めたり色を入れ替えたりしていました。

 あと、なぜかクーピーを見ながら、ゴリラのように胸を両手で叩いていました。

 

   

 2015月5月25日

 お兄ちゃんが床にカードを並べているのを見て、同じことをしたくなったようで、触りに行ったら、怒られたので泣いていました。

 しかし、代わりにカルタを出してあげると泣き止みました。

 そしてカルタの絵札を一直線に並べていました。

 少し歪んでしまうと、腹が立つのか泣きながらも元に戻そうとしていました。

 

 これはこの頃では珍しい光景です。

 長男がカードを並べていたのを「並べ好き」のハルの目に留まりました。

 しかし、長男もまだ幼稚園の年中さん。

 ハルに譲ることなどできません。

 一緒に遊べたらベストなのでしょうが、この時はお互いにできませんでした。

 ですから、カルタを出して、ハルはハルの遊びをやりたいようにさせました。

 ハルは、こういう時、とても几帳面で、少しでも歪むと許せなくて、泣きます。

 でも、泣きながらも、腹を立てながらも、一生懸命きれいに並べます。

  

 健常児の兄と自閉症児の弟・・・どちらを叱りますか?

長男とハルの年齢差は1歳9ヶ月。 

 

 もう少し年が離れていたら、「お兄ちゃんなんだから!」と長男に我慢するように言ってしまっていたかもしれません。

 私は、できるだけ悪い方を叱るようにしていました。

 今回のような件ではハルを叱ったりはしません。

 しかし、長男の大切な物を壊してしまったりしたら、 長男に「大切なものをハルの手の届くところに置いておくのが悪い!」と叱るのではなく、ハルを叱っていました。

 当時は、叱られているのはわかっていません。

 それでも、ハルの目を見て・・・目が合わなくても合わせて・・・

 正直、叱ってるのか何なんだかわからない状態でした。

 それでも、長男からしたら、ハルが悪いことをしたのに自分が叱られたのでは納得できないでしょうから、 理解はできていないとしても、この方針は貫きました。

 物分りがいい”きょうだい”だとしても、我慢させるのは可愛そうですよね。

うちの長男は、ハルに譲るということはあまりしませんでしたが、自分が1歩引いて、我慢してくれた時には、

「譲ってくれてありがとうね。でも、我慢しなくてもいいんやで」

と声を掛けるようにしていました。