ハルの笑顔はヒマワリの花

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

息子ハルの5年間の様子を紹介しています
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療育園の園庭遊びで、ちょっとだけ成長を感じた

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私の息子のハルは、2歳10ヶ月から療育園に通っていました。入園当初は、通園バスに乗るのも大泣きで、かわいそうなくらいだったのですが、通い始めてから1ヶ月が経った頃、ようやく泣かずに通園バスに乗ることができるようになりました。⇒療育園の登園バスに泣かずに乗れた日【自閉症児保育】

今回も療育園に通い始めた1ヶ月頃のエピソードを療育園と家庭を繋ぐ連絡ノートを元に紹介したいと思います。(連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】

 

園庭遊びの様子  2010年5月17日(月)

朝の集まりの後、グループで中庭に出て遊びました。 大きな滑り台の上からボールを転がしたくて持って上がろうとするので、保育士が止めました。しかし、保育士の目を盗んで上がろうとしたり、小さな滑り台を滑ったりしていました。砂場で、「♪ケーキを作ろう」と歌っている賑やかな様子に惹かれて、ハルくんもやってきました。保育士が砂で型を作った上にローソク(枝)を立てたり、 早く型を作ってと砂を容器に入れて持ってきたり、自分で入れたりとよく遊んでいました。

 危ないことはきっちりと制止して他に気を向かせる

滑り台からボールを転がすのは、楽しそうですよね。 でも、ボールを持って滑り台を登るのは、危ない。

「危ないよ、ハルちゃん」

 

 と注意して聞いてくれる子ならどんなに楽なんでしょう。 と何回思ったことか。 なかなか危険なことが理解できないので、家でも目を離すことができませんでした。 しかも、先生の目を盗んでボールを持って滑り台を登ろうとするとは、ずるがしこい所もでてきました。
療育園の先生は、ハルみたいに危ないことをする子に対しては、きちんと注意をしてくださいます。そして、やりたいことをやらせてもらえなかったハルの気持ちは崩れてしまったことでしょう。それでも、先生たちは上手に他の遊びに誘ってくれて、滑り台から気持ちを逸らせてくれます。
 そして、砂場での遊び。
 これまでは、とにかく砂で型抜きをするだけでしたが、先生やお友達がやっているのを見て、枝を立てました。実際、他のお友達のように型抜きした砂をケーキと見立てることができているのかはわかりません。それでも、砂に枝をさすという遊びのバリエーションが少しだけ広がったのはうれしかったです。