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自閉症の息子が生きた5年間の軌跡

私の大切な息子は知的障害を伴う自閉症でした。5年間という短い人生でしたが、彼はたくさんの宝を遺してくれまいた。

子どもが憧れの気持ちを持つことは成長に繋がるって本当か?

ハルの笑顔はヒマワリの花に来ていただきありがとうございます。

ハルママです。

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今は、ハルが療育園に通い始めた頃の様子を振り返っています。

5年前のことをここまで書く事ができる理由は、ハルが通っていた園には、家庭と園を繋ぐノートがありました。

その日に起きた出来事、食べたもの、起床から就寝までに何をしたかを書かなくてはいけませんでした。

それがもう面倒で・・・と言っちゃうと先生に怒られてしまいますね。

でも、このノートがあったお陰で、5年経った今でも、ノートを読み返せば、その時のハルが帰ってきます。

園に通い始めは、いろいろとあるので、なかなか進みませんが、お付き合いください。

 

 2010年4月22日(木)

  園からのコメント

こいのぼり作りをしました。

ペンを持ち、いっぱいぐるぐると描いていました。

シールはこいのぼりの目の中に貼るのを楽しんでいました。

 

写真を掲載したかったのですが、データが見つけることができませんでした。

ハルは、あまり描画が好きではありませんでした。

たまに気分が乗ると、ぐるぐると殴り書きをしていました。

そして、親子教室時代から好きなのが、シール。

サインペンやクレヨンに興味を示さないハルに先生は、シールを出してくれたりしました。

このこいのぼりも、目の辺りにたくさんのシールを貼っていました。

こうやって、描画が苦手な子には、シールを出してみたりして対応してくださったので本当にありがたかったです。

これって、甘やかしではないのですよね。

描画が苦手でも、何かをきっかけにして画用紙に表現できる機会を与えたら、そこからまた別の興味が生まれてくるかもしれませんよね。

おそらく、周りのお友達がやっているのを見て、興味を持つことが多いのではないでしょうか。

「憧れ」という気持ちは、とても大切だと園長先生に教わりました。

言葉にできなくても、お兄ちゃん、お姉ちゃん達がやっていることを見て、

「いいな。僕もしたいな」

と思っているのです。

そして、真似をする。

でも失敗する。

初めはすぐに諦めてしまうかもしれませんね。

でも、そこで諦めるのではなく、何度も挑戦できたら、 それだけでも立派な成長です。

こんなささやかな成長って、長男の時は感じたことはありませんでした。

そして、どんなに小さな成長も見逃さなないでくれたのが、園の先生達でした。

 

 2010年4月24日(土)

スーパーに買い物に行ったら、園長先生に会いました。

この時のハルの様子はどのような感じだったと思いますか?

スーパーのカートに乗ったハルに園長先生が

「ハルちゃん、こんにちは!みんなでお買いものに来たの?」

と声を掛けてくださいましたが・・・。

ハルは、しかめっ面をし目を逸らしていました。

今日は園に行かなくてもいいと思ったら、なんで園長先生に会うねん!

とでも思っていたのでしょうか。

1回も目を合わせることがありませんでした。

 

園に通い始めて2週間。

少し馴れてきたものの、やっぱり園に行くのが嫌だったのでしょうね。

ただ、帰りのバスのお迎えに行くと、バスの中から私の姿を見つけると、とてもいい笑顔をしてくれたときは、園の先生方には申し訳ないですが、ニンマリしてしまいました。