療育園を開園する時の住民の反対・・・【発達障害と偏見】
私の息子が通っていた療育園では、毎日のようにお散歩をします。田舎で自然がいっぱいで、車の通りも少ないので、道端の草花を手に取ったり、川に葉っぱを流して追いかけたりして楽しんでいました。今回はハルが通っていた療育園でのお散歩や療育園を開園する時の苦労などを療育園の連絡ノートを元に紹介したいと思います。(連絡ノートの説明はこちら→ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】)
みんなで楽しくお散歩
今日は、少し長めに集まりをした後、5歳児さん、4歳児さんのグループと一緒に広場まで散歩に行きました。
広場に着くと、砂利が積まれて山になっている所に登ったり、犬や猫が描かれている看板が気になってじっと見ていたりしていました。
走っていたハル君を保育士が「つかまえた!」と言ってつかまえると、嬉しそうに笑っていました。
療育園でのお散歩は、1つのグループごとに行くことが多いのですが、この日は、園児みんなでお散歩をしたようですね。
ハルが通っていた療育園は、田舎なので自然がたくさんありました。
田んぼの土手を歩いたり、川に葉っぱを流したり、秋になると落ち葉のじゅうたんで、落ち葉シャワーをしたり・・・
自然にたくさん触れることができました。
たくさんの自然がある場所で、のびのびと保育ができることはとても良かったと思います。
療育園を開園する時の苦労
でも、今の土地に療育園を開園するには、苦労があったと聞きました。
「知的障害児が通う施設」ということで、反対もあったそうです。
周りは田んぼや畑が多いので、荒らされるのではないか?と言われたそうです。ひどい話ですが、やはりこういう風に考える方もいらっしゃるのでしょうね。
そんな反対がありながらも、なんとか開園することができました。
開園してからは、子ども達がお散歩する様子などを見て近所の方たちは、
「こんな可愛らしい子たちやったんやね」
と言ってくれたそうです。(いったいどんな子ども達を想像していたのでしょう・・・)
今では、ご近所で飼っている、うこっけいやハスキー犬を見せてくれたり、うこっけいが産んだ卵を食べきれないからと、譲ってくれたり、そして、お返しに園児が作った野菜を持っていったり・・・
とてもいい関係を築いています。
それも、これまでの園長先生が細かな気配りをし続けているお陰なんです。
療育園を開園した当時の保護者の努力
ハルが通っていた頃は、開園して10年も過ぎていたので、保護者が何かをしなければいけないということはなかったのですが、開園当初は、保護者が給食を作ったりしていたそうです。
自分たちで給食を作ってでも、療育を受けさせたい!
そんなお母さん達の想いを知っているからこそ、私達は、園を守っていかないといけないと思っていました。
なんだか、熱く語ってしまいましたね。
お散歩の話を書くつもりが、違った方向になってしまいました。