発達がゆっくりな子の3歳での着替えの様子
今回は着替えのお話。
着替えは、生まれてすぐから毎日行われますよね。
10ヶ月~1歳頃: 服を脱がせようとするとバンザイしたり、ズボンをはかせようとしたら足をあげたりします。
2~3歳頃: 着せた服を自分で脱ごうとする。服を自分で着ようとするけど、まだ手先が器用ではないのでズボンの片方に両足を入れてしまったり、襟元から手を出したりしてしまうことも多いです。
4~5歳: 服の前後、左右、裏表、上下を確認して着ることができるようになってきます。少し小さなボタンも上手に留めることができるようになってきます。
今回は息子のハルが3歳1ヶ月の頃の着替えの様子を療育園の連絡ノートを元に紹介します。(連絡ノートの説明はこちらから⇒ハルの笑顔はヒマワリの花【ブログ説明】 )
着替えに興味がない自閉症の息子
パジャマに着替える時、上の服を一生懸命履こうと頑張っていました。 ズボンを見せてあげると、気づいて履こうとしていました。
想像して・・・・ かわいいですね! ズボンを見て、「あっ!!」と思ったんですね。
療育園に入園した頃、ハルより学年は上なんですが、お誕生日は3ヶ月程しか変わらないお友達が、 自分でズボンを履いて、さらに脱いだ服をきれいに畳んでいたんです。
そのお友達を見て
「ハルは、着替えることができるようになるのかな・・・」
と不安になったのをよく覚えています。
当時、ハルは服を自分で着替えることができませんでした。 着替えることに興味がない感じ。
ただ、いつも目的もなく走っている感じ。
ただ、人形のように着替えさせられている感じ。
そんな風に思っていたのですが、入園から3ヶ月しか経っていないのに、 着替えることができるようになったのは、周りのお友達のお陰でしょう。
もちろん先生たちもフォローはしてくださるとは思うのですが、 周りのお友達の様子を見て、「自分もやりたい!」という気持ちが育ってくれたのだと思います。
「療育って何をするの?」
と聞かれると、私ははっきりと答えることはできません。
だから、こうやって、園の様子や家での様子を綴っています。
このブログを読んでくださている方の中には、 お子さんが療育園に通っている方や、 これからお子さんが療育園に通う予定の方もいらっしゃると思います。
ハルが通っていた療育園でやっていることは、何も特別なことではありません。
それでも、たくさんの力を付けていく様子を、見ていただけたらと思います。